
イランの最高指導者であるアリー・ハーメネイー氏は3日(現地時間)、米国がイスラエルへの支援を止めなければ、米国との協力は不可能だと述べた。
イラン・メディア「IRNA」によると、ハーメネイー氏はこの日テヘランで行われた在イラン米国大使館占拠46周年行事の演説で、米国がイスラエルを支援しながらイランと協力するのは矛盾だと指摘したという。そして、米国がシオニスト政権(イスラエル)への支援を完全に中止し、中東の軍事基地を撤退させ、イランの内政干渉を止めれば協力を検討できると付け加えた。
これは米国のドナルド・トランプ大統領が先月、イランに対し友好と協力の手は常に開かれていると述べ、イランに核協議再開を迫った状況での発言だ。イランは6月、イスラエルと米国が自国の核施設を空爆した後、米国との核協議を中断した。
ハーメネイー氏は過去のイランの米国大使館占拠事件について、イラン革命に対する米国の陰謀を暴露した日であり、米国の本当の正体を明らかにした日だと評価した。これはイラン革命の際、米国のジミー・カーター前大統領がパフラヴィー朝の米国亡命を許可したことに反発したイランの大学生たちがテヘランに駐在する米国大使館を占拠し、米国外交官52名を444日間人質にした事件だ。
事件は米国がイランと断交するきっかけになった。カーター前大統領が再選に失敗した後、1981年ロナルド・レーガン前大統領が就任し、アルジェ協定を通じて全ての人質が解放された。
            












コメント0