
英国で1年以上家賃を支払わなかった入居者が、住宅に大量のごみを残したまま退去し、家主が多額の損害を被った。
15日(現地時間)、英メディア「ザ・サン」によると、家主のネベナ・ケディリ氏(51)は、サリー州キャンバリーで寝室5室を備える住宅を貸し出していたが、入居者は契約から1年余りで家賃の支払いを停止した。未払い期間は14か月に及び、滞納額は約4万ポンド(約832万円)に達した。
家賃滞納問題の解決に向け、ケディリ氏は数か月にわたり法的手続きを進め、苦情を申し立てたが、入居者が政府の「ブリージング・スペース」制度を利用したため、対応は遅延した。
同制度は債務者に最大60日間、債権者による法的措置や督促を停止させる保護制度だ。このため、家主のケディリ氏は退去を含む措置を取れなかった。その後、入居者は11月21日になって強制退去させられた。
住宅の被害は退去後に明らかになった。室内の床や家具に加え、庭やテラスに至るまで大量のごみが放置されていた。腐敗した食品が残され、強い悪臭が漂っていた。さらに、ネズミの痕跡も確認され、住宅内にはカビや犬の毛、食べ残しが各所に混在していた。一部の部屋では、ごみをまたいで移動しなければならない状態だった。
ケディリ氏は、「住宅内のすべての空間にごみが堆積していた」と述べ、通常の居住環境とは認められない状態だったと説明した。
今回の件で、同氏は滞納家賃に加え、弁護士費用や清掃費用を含む損失をすべて負担することになった。過去14か月間については「著しい精神的・経済的負担を伴った。今後は住宅を賃貸しない考えだ」とした。













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