
物流大手UPSが運航する貨物機が離陸中に墜落する事故が発生した。
米CNNなど複数の現地メディアによると、4日(現地時間)午後5時15分ごろ、ケンタッキー州ルイビル国際空港でUPS2976便が離陸直後に墜落し、大規模な火災が発生した。
米連邦航空局(FAA)によれば、事故機には乗員3人が搭乗しており、地上職員を含め死傷者の数は増加している。これまでに少なくとも3人の死亡が確認され、11人の負傷者のうち一部は重体と伝えられている。

事故当時の映像では、墜落地点から黒煙が巨大な雲となって立ち上る様子が確認され、約8キロ離れた店舗からもその光景が目撃された。ある目撃者はCNNの取材に対し、「煙がみるみるうちに大きくなり、数キロ先まで広がった。20分も経たないうちに黒い雲が空を覆った」と話した。別の目撃者は「空から破片が降ってきた」と証言している。

報道によると、事故機は運航開始から34年が経過したマクドネル・ダグラスMD-11F型で、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に向かう途中だったという。
ルイビル市のクレイグ・グリーンバーグ市長はSNSで「この貨物機墜落は、地域社会が決して忘れられない大きな悲劇だ」と述べ、「現在、すべての緊急対応機関が現場に出動している」と明らかにした。
ルイビル国際空港は世界最大級の宅配処理拠点を有するUPSの主要航空ハブであり、毎日数百便の貨物機が離陸している。

















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