
3日(現地時間)、イタリアのローマ、コロッセオ近くで中世時代に建設された塔の一部が崩れる事故があった。崩れた建物の残骸にルーマニアの労働者が数時間閉じ込められた後救出されたが、結局死亡した。
BBC、AFP通信などによると、この日の午前10時半頃、「トッレ・デイ・コンティ(Torre dei Conti)」塔が復元作業中に一部崩落したという。90分後の正午頃、消防士たちが梯子を使って塔で作業していた際に2次崩落が発生した。
AFP通信によると、崩落事故で塔内部で復元作業を進めていた労働者4名が巻き込まれたという。ルーマニアの労働者1名が重傷を負い病院に搬送されたが、命に別状はなかった。軽傷を負った他の労働者2名は病院での治療を拒否した。
しかし、塔の下の残骸に閉じ込められた他の60代ルーマニアの労働者であるオクタイ・ストロイチ氏は埋没12時間後の午後11時に救出されたが、翌日死亡した。彼は病院搬送中に救急車で息を引き取ったとBBCは伝えた。
ローマのコロッセオ近くにあるこの塔は、教皇インノケンティウス3世が弟のため13世紀初めに29mの高さで建設した。欧州連合(EU)基金の支援を受けて博物館と会議スペースにリモデリングされる予定だった。
一方、ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は崩落事故についてテレグラムで「イタリア政府が納税者の金を無駄に使い続ける限り、塔から経済までイタリア全体が崩れるだろう」とイタリアのウクライナ支援を批判した。イタリア外務省はロシア大使を呼び出して抗議した。














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