
米国のドナルド・トランプ大統領は17日(現地時間)、米国に流入する麻薬を遮断するためメキシコとコロンビアの麻薬施設への空爆を検討する可能性があると明らかにした。Newsisの報道によると、CNNなど現地メディアによれば、トランプ大統領はこの日ホワイトハウスで開催された「2026 FIFAワールドカップ」タスクフォースとのイベントで「(麻薬問題に関して)メキシコと交渉している」と述べたという。
トランプ大統領は「彼らは私がどのような立場にいるかを知っている。麻薬のために(米国では)数十万人が命を失っている」と主張した。続けて「我々はすべての麻薬王の住所を知っている。彼らそれぞれについてすべてを把握している」と述べた。彼は「コロンビアにはコカインを生産する工場があると聞いている」と伝えた。トランプ大統領は「彼ら(メキシコとコロンビア)は麻薬で我々の国民を殺している」とし、「これはまるで戦争のようだ。麻薬施設を空襲するなら、誇りを持って行う」と述べた。
その上でトランプ大統領は、麻薬施設への空襲のため議会に承認を求める可能性があると述べた。彼は「もし正気であれば、共和党と民主党の両方が空襲に同意するだろう」と述べた。今回の発言は最近トランプ政権が中南米・カリブ海と東太平洋で麻薬を運搬中と規定した小型船舶を相次いで撃沈した中で出た。米国軍は現在まで21隻の麻薬運搬船を空襲し、この過程で少なくとも83人が死亡したと集計されている。
コロンビアのグスタボ・ペトロ 大統領は「麻薬との戦いでカリブ海の人々の人権を優先しなければならない」とし、カリブ海の麻薬密売容疑者に対する空襲を中止するまで、米国との情報共有を中止すると明らかにした。














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