
Appleの初の「折りたたみiPhone」に歴代iPhone中最大容量のバッテリーが搭載される可能性が浮上した。最近発売されたiPhone Proモデルのバッテリー性能を軽く上回る5,000mAh以上の容量のバッテリーが搭載されると期待されている。
特に評価の低かった超薄型モデル「iPhone Air」でバッテリー寿命問題が継続的に指摘されていたため、最高価格帯製品となる折りたたみiPhoneには、最高レベルのバッテリー寿命実現を優先課題にしたようだ。19日、MacRumorsなど海外メディアによると、Appleは来年の発売を目指して開発中の折りたたみiPhoneに、現行iPhoneの中で最大のバッテリー容量をテストしているという。
IT情報リーカーのランズク氏は、Appleが現在折りたたみiPhoneに5,400~5,800mAh間のバッテリー容量を集中的にテストしていることが確認されたと明かした。この数値は現存するiPhone中最大のバッテリーを持つiPhone 17 Pro Max eSIM専用モデルの5,088mAhを大きく上回る水準だ。一般的なiPhone 17 Pro Maxのバッテリー容量は4,823mAhだ。
過去の事例を見ると、テスト範囲の上限に近い容量で決定される可能性も指摘される。ランズク氏はiPhone Airの場合、初期テスト範囲よりも高い容量で最終発売された点を挙げ、折りたたみiPhoneのバッテリー容量が6,000mAhに近づく可能性もあると指摘した。
6,000mAhに迫るバッテリー容量は、競合他社の主要折りたたみスマホ製品と比較しても大きく優位に立つ数値だ。現在市場に出回っているGoogle Pixel 10 Pro Fold(5,015mAh)やSamsung Galaxy Z Fold7(4,400mAh)など主要モデルのバッテリー容量を上回る水準だ。
Appleが折りたたみiPhoneに大容量バッテリー搭載を推進するのは製品の特性上必須だという分析が出ている。折りたたみiPhoneは展開時に7.8インチに達するメインディスプレイを備えると予想されている。iPhone 17 Pro Maxの6.9インチよりもはるかに大きな画面が搭載されることになるが、大画面使用時はバッテリー消費が早くなる可能性がある。結局、ユーザーに既存のiPhone Proモデルと同等かそれ以上のバッテリー寿命を提供するには大容量バッテリーが必須になる。
一方、折りたたみiPhoneの外部カバーディスプレイのサイズは約5.5インチで、iPhone 17(6.3インチ)よりも小さい。現在は生産終了になった「iPhone mini」に準じるサイズだ。iPhone 13 miniは5.4インチディスプレイに2,406mAh容量のバッテリーを搭載していた。つまり、折りたたみiPhoneの外部画面のみを使用する場合、電力消費が大幅に減少し、はるかに長時間充電なしで端末を使用できると予想される。
また業界では、Appleがバッテリー容量増加の他にも高密度バッテリーセルを使用するなどの解決策を通じて核心部品のスリム化を推進しつつも電力効率を改善することに注力しているとの分析が出ている。
一方、折りたたみiPhoneの主要仕様は、端末を展開時に7.8インチのメインディスプレイ、折りたたみ時に5.5インチのカバーディスプレイを備える見込みだ。セキュリティ機能としては顔認証ベースのFace IDの代わりにiPad Air・miniと同様に側面ボタンに指紋認証ベースのTouch IDを使用すると見られている。
折りたたみiPhoneのカメラは前面カバーディスプレイ1個、内部メインディスプレイ1個、背面2個の計4個が搭載されると伝えられている。通信接続はAppleの第2世代C2モデムを使用するが、物理的なSIMカードスロットは除外される。
この折りたたみiPhoneは予期せぬ追加遅延がない限り、2026年秋にiPhone 18 Proシリーズと共に発売されると推測されている。折りたたみiPhoneの価格が2,000ドル(約31万549円)を上回る高価格に設定されると予想されるため、Appleが最高性能のバッテリーを通じてプレミアム市場を確実に先取りできるか注目される。













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