
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は20日(現地時間)、ロシア西部軍管区司令所の一つを訪れ、ワレリー・ゲラシモフ参謀総長など高官たちと会議を行った。
ロシア国営のタス通信によると、ゲラシモフ参謀総長はこの日、プーチン大統領に「ロシア軍がハルキウ州クプヤンシクを解放した」と述べ、「オスコル川左岸に包囲されたウクライナ軍を引き続き撃破している」と報告したという。これに対し、プーチン大統領が「それが全てか、全て終わったのか」と尋ねると、指揮官は肯定的に答えた。
プーチン大統領はこの場で、特別軍事作戦の目標の無条件達成がロシアの最優先課題だと述べた。彼は「我々には我々だけの任務と目標がある」とし、「最も重要なのは、特別作戦目標の無条件達成だ」と述べた。そして「ロシア国民は国家と軍指導部に期待を寄せている。我々はこの作戦で必要な成果を必ず達成しなければならない」と強調した。
また、プーチン大統領は兵士たちに向けて「10月25日の会議で報告されたこの戦闘作戦地域に関する事項は全て達成された」とし、「皆は割り当てられた全ての任務を完了した。全ての兵士と指揮官に感謝する」と述べた。続けて「以前に議論した全ての事項と今日の小規模会議で議論する内容も合意された通りに実行されると確信している」と付け加えた。
プーチン大統領のこの日の発言は、ロシア軍のウクライナ東部進撃と特別軍事作戦の目標達成を公式に確認したもので、ロシア側の自信を示す部分として評価される。
一方、クプヤンシクは2022年2月、ロシアの「特別軍事作戦」開始直後にロシア軍に占領されたが、同年9月にウクライナ軍がこの地域を奪還することに成功した。ゲラシモフ参謀総長は、ロシア軍がウクライナ・ドネツク州の要衝ポクロウシクの70%、ハルキウ州のヴォウチャンスクの80%以上を制圧していると伝えた。
















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