
ドイツのフリードリヒ・メルツ首相が12月6~7日にイスラエルを公式訪問すると、ドイツ通信社(DPA)とAFP通信などが29日(現地時間)に報じた。Newsisの報道によると、メディアはドイツ政府報道官の発表を引用し、メルツ首相がイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談すると伝えたという。
メルツ首相はネタニヤフ首相と行う首脳会談で両国関係をはじめ、ガザ地区の休戦状況、中東情勢など国際問題、人道支援問題を協議する予定だ。また、メルツ首相はエルサレムのホロコースト記念館「ヤド・ヴァシェム」に訪れ、現地の各界代表とも面談を行う計画だ。
ドイツは長年イスラエルの強力な同盟国だったが、ネタニヤフ政権のガザ地区での戦争対応戦略については批判的な立場を取ってきた。今回の訪問は両国関係を強化する一方で、戦争で被害を受けたガザ地区住民を支援するための国際社会の役割を模索する機会になると見られる。
これに先立ち、ドイツ政府はイスラエルのガザ攻撃などに関連して8月から中断していた武器輸出を今月再開すると決定した。これはイスラエルの休戦遵守と大規模な人道支援提供を前提とした措置だ。今年1月に就任したメルツ首相のイスラエル訪問は、ドイツ外交政策における中東地域の重要性を強調する動きとして解釈される。
















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