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「態度軟化か、演出か」…プーチン、マクロンとの対話に“前向き姿勢” 欧州揺さぶる“態度急変”

竹内智子 アクセス  

クレムリン「プーチン大統領、マクロン大統領と対話に前向き」

 出典:AFP通信
 出典:AFP通信

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が21日(現地時間)、フランスのエマニュエル・マクロン大統領との対話に応じる意向を示し、停滞しているウクライナ戦争の停戦協議に進展があるか注目が集まっている。プーチン大統領は最近、ドナルド・トランプ米大統領を除く他国の首脳と戦争停戦について協議したことはないとされる。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は同日、現地メディアに対し「プーチン大統領はマクロン大統領との対話に応じる用意があると述べた」とし「相互の意思があれば前向きに捉えられる」と語った。

ペスコフ報道官は続けて「互いに説教をするような対話であってはならない」とも述べ「プーチン大統領は常に、対話相手に対して自身の立場を一貫して説明する用意がある」と付け加えた。

これに先立ち、マクロン大統領は「欧州がロシアと直接対話に乗り出す時が来ている」との考えを示していた。ロシア側の姿勢が明らかになった直後、フランス大統領府は声明を発表し「クレムリンがこうしたアプローチに公然と同意したことは歓迎すべきだ」と評価する一方で「全ての協議はゼレンスキー大統領および欧州の同盟国と完全な透明性を保った形で行われなければならない」と強調した。

マクロン大統領は2022年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始して以降、仲介を目指してプーチン大統領と複数回にわたり協議を重ねてきたが、同年9月の電話会談を最後に直接の接触は途絶えている。今年7月、イラン核問題を巡る電話協議ではウクライナ問題について意見の隔たりが改めて浮き彫りになったという。

米・ウクライナのフロリダ協議「建設的」も詳細は非公開

 引用:SBS
 引用:SBS

一方、米国とウクライナは先週末にフロリダ州マイアミで行われた停戦交渉について「建設的だった」と評価したものの、具体的な進展内容は明らかにしていない。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日、Xに「我々はかなり速いペースで動いており、フロリダの交渉チームも米国と協力している。この協議は建設的で重要だ」と投稿した。ゼレンスキー大統領はヨーナス・ガール・ストーレ・ノルウェー首相との電話会談後にこうした認識を示した。

トランプ大統領の特使として停戦交渉を主導しているスティーブ・ウィトコフ氏も、Xで「過去3日間、フロリダでウクライナ代表団と生産的かつ建設的な会談を行った」と明らかにした。ウィトコフ特使は現地で、ルステム・ウメロウ国家安全保障・国防会議書記が率いるウクライナ交渉団と、20項目の停戦案(米露の28項目停戦案の修正版)、多国間安全保障体制、米国の安全保障、経済繁栄計画などについて重点的に協議したという。これらはいずれも、ロシアが否定的な反応を示している内容とされる。

米国代表団は週末、ロシア側交渉代表であるキリル・ドミトリエフ特使とも別途会談を行った。ロシアとウクライナの両代表団が同じ期間にフロリダ州に滞在していたものの、3者による会談は実現しなかった。双方の不信感の根深さを示す形となっている。

ロシアのクレムリンは、米国が提案したとされる米・露・ウクライナ3者による実務者協議の準備が進んでいるとの見方を否定した。プーチン大統領の外交政策顧問であるユーリ・ウシャコフ氏は現地メディアに対し「現時点で3者会談を真剣に議論した事実はなく、私の知る限り準備中の事実もない」と断言した。

竹内智子
editor@kangnamtimes.com

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