「米国と全面対決か！」ベネズエラ、拿捕に激昂──“海賊扱い”の強硬法を可決

ベネズエラ国民議会が23日（現地時間）に特別臨時国会を開き、「航海と貿易の自由保障法」を可決した。Newsisの報道によると、この法律は海上での海賊行為、封鎖などあらゆる国際的違法行為に対抗して船舶の航海と交易を保護するものであるという。ベネズエラ国会議長のホルヘ・ロドリゲス氏は、最近米国がカリブ海でベネズエラの原油を積んだタンカーを相次いで拿捕、拘留した後に制定されたと明らかにした。

この日、ベネズエラ国民議会は特別会議の緊急処理法案としてこれを可決し、この法律に規定された公海上の海賊行為、または封鎖行為を推進したり財政的支援をする者は最高20年の刑に処せたりすることになる。この法律の目的は、ベネズエラ当局が「米国の脅威」と規定するあらゆる行為に関連する民間、または政界の関係者から国家利益を保護することである。法案は元々ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が国家主権を防衛するために提案したもので、国会の今回の会期中に第1読会が終わった直後、即座に満場一致で可決された。