
米国のドナルド・トランプ大統領の下で再び拡張主義的な姿勢が強まっているが、グリーンランドに対する米国の関心は決して最近始まったものではなく、19世紀にまでさかのぼるとされている。
「CNN」が7日(現地時間)に報じたところによると、トランプ大統領が最近示しているグリーンランドへの露骨な関心は突発的なものではなく、歴史的に繰り返されてきた米国の戦略的関心の延長線上にあるという。
デンマーク領グリーンランドを米国が管理・取得しようとする構想は、これまで少なくとも5回にわたり浮上してきた。
◆1867年:アラスカ購入時にグリーンランドとアイスランドも検討
1867年、ロシアから720万ドル(約10億8000万円)でアラスカを購入したアンドリュー・ジョンソン政権は、さらなる北極圏領土にも目を向けた。
アラスカ購入を仲介した拡張主義者ロバート・J・ウォーカー元財務長官は、米国がグリーンランドとアイスランドも取得対象に加えるべきだと進言した。
ウォーカーは、グリーンランドの地質構造が豊富な鉱物資源の存在を示しており、獲得すれば米国の世界貿易支配に寄与すると主張したが、当時デンマークに正式な提案は行われなかった。
◆1910年:フィリピン領ミンダナオ島との交換案
1910年、当時の駐デンマーク米国大使モーリス・フランシス・イーガンは、国務省に対し「非常に大胆な提案」と題した書簡を送付した。
その内容は、当時米国領だったフィリピン・ミンダナオ島をデンマークに譲渡する代わりに、グリーンランドとデンマーク領西インド諸島を取得するという構想だった。
しかし、この案は具体化せず、第一次世界大戦の勃発により米国の関心は他地域へと移った。
◆1946年:トルーマン政権が1億ドル(約150億円)で正式提案
第二次世界大戦中、ドイツがデンマークを占領したことを受け、米国はグリーンランド防衛を担い軍事基地を設置した。
戦後の1946年、トルーマン政権は初めてデンマークに対しグリーンランド購入を正式に提案した。
同年12月14日、ジェームズ・バーンズ国務長官はニューヨークを訪問していたデンマーク外相に1億ドル(約150億円)での購入案を正式に提示したが、デンマークはこれを拒否した。
ただし1951年、米国は防衛協定に基づきグリーンランドでの軍事基地建設と運用の権利を確保し、現在はピトゥフィク(Pituffik)宇宙軍基地1か所のみを維持している。
◆2019年・2024年:トランプ政権下で再燃
「CNN」は、トランプ政権が再びグリーンランド取得構想を前面に押し出し、発言の強硬度も増していると分析している。
トランプ大統領は2019年の第1期政権時にも購入意向を公言したが、デンマークとグリーンランド側はいずれも「売却対象ではない」として拒否した。
2024年の大統領選勝利後にも再び取得に言及したが、再度拒否された。
トランプ大統領は今年初めの議会演説で「我々はいずれグリーンランドを手に入れる。何らかの方法で必ず手に入れる」と述べ、強い意思を示した。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は6日の声明で、「大統領はグリーンランドの取得が米国の国家安全保障上の最優先課題であると明確にしている」と述べ、「北極圏で敵対勢力を抑止するために不可欠だ」と強調した。
さらに「この外交目標を達成するための選択肢は多様であり、軍事的手段も大統領の権限の範囲に常に含まれている」と付け加えた。
















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