
米国は国連安全保障理事会(安保理)の緊急会合で、ロシアがウクライナに核搭載が可能な弾道ミサイル「オレシュニク(Oreshnik)」を使用したことについて、緊張を高める行為だとして批判した。
タミー・ブルース米国連次席大使は9日の会合で、ロシアのミサイル発射は、米国が終戦に向けてウクライナや各国のパートナー、ロシアと緊密に協力している最中に起きたと指摘した。そのうえで、ウクライナのエネルギー施設や民間インフラに対するロシアの継続的かつ激しい攻撃を非難した。
ロシア側は、オレシュニクがウクライナ西部のリビウ地域にある航空機修理工場を攻撃したと発表した。また、今回の攻撃は、ウラジーミル・プーチン大統領の公邸の一つを標的にしようとしたウクライナ側の試みに対する報復だとも主張したが、ウクライナは事実ではないとして否定している。
ウクライナ側は、ポーランド国境に近いリビウ地域に向けてミサイルが発射されたことは確認した一方、工場が実際に被害を受けたかどうかは明らかにしていない。
ジェームズ・カリウキ英国国連大使代理は今回の攻撃を無謀な行為だと批判し、地域および国際安全保障を脅かし、緊張の高まりと誤算を招く深刻なリスクを伴うと警告した。
一方、ロシアはウクライナの首都キーウにも空襲を加え、少なくとも4人が死亡した。厳冬期の寒さが続くなか、キーウでは住宅用建物のおよそ半数で暖房が止まる被害も出たという。
















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