
イラン通貨・リアルの下落が止まらず、為替相場が連日で過去最安値を更新している。
現地時間28日、イランの外国為替市場で、対ドル相場が史上初めて1ドル=160万リアル(約153円)を超えた。
前日に初めて150万リアルを上回ったばかりで、わずか1日で節目を押し上げた形だ。1か月前の先月28日、テヘランの商人らが通貨価値の急落と物価高に抗議してデモを始めた時点では、1ドル=142万リアルだった。
イラン当局は今月8日、全国規模でインターネットと通信を遮断し、強硬な鎮圧に踏み切った。この過程で少なくとも数千人が死亡したとされ、デモ自体はいったん沈静化している。
ただ、その後も情勢は緊迫したままだ。ドナルド・トランプ米大統領が事態への関与の可能性に言及したとされ、米軍のエイブラハム・リンカーン空母打撃群が中東海域に展開するなど、対立の温度が上がったことで、リアル相場は一段と不安定になっている。
マスード・ペゼシュキアン大統領は前日、「敵国」と位置づける米国とイスラエルによる攻撃の可能性を念頭に、各州政府へ必需品の供給確保と政府機能の維持に向けた非常命令を出した。
















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