メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「関税バブルの裏側!」トランプ関税で連邦政府は19兆円収入獲得、州財政は“30兆円損失”

有馬侑之介 アクセス  

トランプ第2期政権発足後、連邦政府の累積関税収入は1,240億ドル州政府は2,000億ドル規模の打撃…中小企業や輸出依存州に影響

出典:ロイター
出典:ロイター

トランプ政権による関税政策が、アメリカ連邦政府と州政府の損益を明確に分けていることが明らかになった。連邦政府はトランプ第2期政権発足後、累計1,240億ドル(約18兆9,700億円)の関税収入を得た一方、州政府は関税によって約2,000億ドル(約30兆5,800億円)相当の損失を被った。トランプ政権は関税を経済的成果として強調しているが、激戦州で関税負担が大きい状況は、今後の中間選挙でトランプ政権にとって逆風となる可能性があるとの見方が出ている。

アメリカの経済メディア「CNBC」によると、連邦政府は先月1ヶ月間だけで約300億ドル(約4兆5,900億円)の関税収入を得たという。今会計年度の累積関税収入は計1,240億ドル(約18兆9,700億円)で、前年同期比304%の急増となった。

CNBCは、関税収入の増加が連邦政府の財政赤字縮小に寄与したと報じた。アメリカ財務省の報告によると、先月の財政赤字は約950億ドル(約14兆5,000億4,125万円)で、前年同期比約26%減少したという。会計年度累積の赤字額(会計調整前基準)は6,970億ドル(約106兆6,000億円)で、前年より17%減少したことが分かった。

追加財源としての関税は連邦政府にとっては追い風だが、州政府にとっては企業に打撃を与え、家計負担を重くする経済的障壁となっている。アメリカ国勢調査局のデータを分析した「TRADE PARTNERSHIP WORLDWIDE」によると、昨年3月から11月までに全米で徴収された関税は計1,990億ドル(約30兆4,500億円)で、約2,000億ドル規模に上る。州別ではカリフォルニア州が380億ドル(約5兆8,000億円)で最も多く、テキサス州が210億ドル(約3兆2,000億円)、ミシガン州が130億ドル(約1兆9,900億円)、ジョージア州が120億ドル(約1兆8,000億円)と続いた。

関税は憲法上、連邦政府の固有の権限とされており、全ての輸入関税はアメリカ財務省(連邦歳入)に納められる。関税は原則として輸入業者が負担するが、その税収は全額が連邦政府に帰属する仕組みだ。そのため、連邦政府は関税障壁を引き上げるほど歳入が増える構造となっている。

出典:ロイター
出典:ロイター

一方、州政府は関税を徴収することができず、売上税や使用税、所得税、法人税など他の税収に依存して財源を確保している。関税負担が増した輸入業者がそのコストを販売価格に転嫁すれば、商品価格が上昇して消費が冷え込み、売上税収も自然と減少せざるを得ない。ミシガン州やケンタッキー州、インディアナ州、テネシー州など、製造業や自動車、金属産業への依存度が高い州では、輸入部品や原材料に関税が課されれば生産コストが大幅に上昇し、企業収益の悪化を通じて所得税や法人税収の減少につながる。さらに、貿易相手国が報復関税を課した場合、輸出依存型の州は直撃を受ける。関税が連邦政府を潤す一方、州政府にとっては痛手となる構図だ。

CNBCは、とりわけミシガン州やジョージア州など、今年の中間選挙の行方を左右する主要な激戦州が関税負担の大きい州である点に注目している。主要激戦州で支払われた関税は1,340億ドル(約20兆5,000億円)を超えるという。

トランプ政権は関税がインフレを引き起こしていないと主張しているが、関税と物価の問題が今年の中間選挙における決定的な争点となり得るとの見方をCNBCは示している。先月、ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が実施した世論調査では、有権者の54%が関税に反対していることが明らかになった。

中小企業の関税負担は、事業活動の縮小や廃業へとつながっているという。ミシガン州の空気ポンプ専門業者「HIBLOW」は、昨年の関税負担額が120万ドル(約1億8,000万円)に達し、拡張計画を断念した。ニューヨークで44年の歴史を持つ玩具専門店「West Side Kids」は、中国製品に対する関税費用に耐えきれず、昨年7月に廃業したと伝えられた。

有馬侑之介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 米下院が対イラン追加攻撃制限可決、終戦交渉は大詰め段階
  • トランプ氏がイラン報復に理解示唆、終戦交渉へ強い執着
  • 総裁も審議委員も「利上げ必要」…6月日銀、1%へのカウントダウン
  • 米国が欧州核配備拡大検討、NATO東側で関心高まる

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

おすすめニュース

  • 1
    “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式

    エンタメ 

  • 2
    「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中

    エンタメ 

  • 3
    「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

    トレンド 

  • 4
    妻と娘が中にいる家を掘削機で破壊…酔った男の「離婚なら家ごと壊す」実行犯

    トレンド 

  • 5
    深夜2時にマンホールから7人が出てきて素早く着替え…ブルックリンの謎の集団は何者か?

    トレンド 

話題

  • 1
    「記録的な現象になる可能性がある」国連が警告する数週間以内の"スーパーエルニーニョ"

    トレンド 

  • 2
    グーグル、“蚊3,200万匹の放出”を推進…一体何事!?

    トレンド 

  • 3
    「両腕を広げて抱きついてくる」…トルコの“ハグ猫”が話題に

    トレンド 

  • 4
    氷点下30度でも「都会よりマシ」なのか…羊飼い求人に“700人”が殺到したワケ

    トレンド 

  • 5
    「安全基準を満たした証拠がない」テスラが出荷したモデルY、1万4000台の正体

    モビリティー