
イランは米国との交渉で、核計画に関する一定の譲歩を検討しており、その見返りとして米国による制裁解除と平和目的でのウラン濃縮の権利承認を求める用意があると、イラン高官がロイター通信を通じて明らかにした。今回の措置は、米国による軍事攻撃の可能性を回避するための外交的な動きとみられている。
22日(現地時間)、ロイターによると、イランは直近2回の協議でも制裁緩和の範囲や実施の順序をめぐって米国と隔たりがあったものの、協議終了直後に追加の譲歩案を提示したとのことだ。専門家は、これをテヘランが外交的な余地を確保し、米国の軍事行動を抑止しようとする戦略的な試みと分析している。
高官によれば、イランは高濃縮ウランの半分を国外へ移送し、残りを希釈するとともに、地域的な濃縮コンソーシアムの設立に参加する案も検討しているという。これらはいずれも、過去の外交交渉でもたびたび取り上げられてきた方策だ。
米国はこれに合わせ、イランの「平和的な核濃縮」の権利を認めるとともに、経済制裁の解除を含む包括的な交渉パッケージを推進する方針と伝えられている。さらに、米企業がイランの石油・ガス産業に契約業者として参入できる機会も盛り込まれているという。高官は「交渉中の経済パッケージには、米国が実質的な投資と経済的利益を確保できる機会も含まれている」と述べた。
両国は今月初めに協議を再開しており、米国は中東地域で軍事力の増強を進めている。一方、イランは米国が攻撃に踏み切れば、米軍基地を攻撃すると警告した。
アッバース・アラーグチー外相は同日、26日にジュネーブで予定されている米国との会談を前に合意案を準備しており、これによって合意に達する可能性があるとの見方を示した。
イランはこれまで米国が求めてきた「核濃縮の全面停止」は拒否してきたものの、核活動をめぐる妥協の用意があるとし、国際原子力機関(IAEA)による広範な査察も受け入れる準備があると明らかにした。IAEAは昨年、イスラエルの空爆で被害を受けた3か所の核施設への査察を数か月にわたり求めており、イラン側はその後ウラン濃縮活動を停止したと説明している。
また衛星画像の分析によれば、イランは最近、機密性の高い軍事施設に新たな建物を設置し、コンクリートの防護構造や土砂による覆いを施すなど、施設の強化を進めていることが確認されたとのことだ。
















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