ドバイなど湾岸諸国にドローン・ミサイル攻撃
国際空港や港湾、ホテルに被害拡大

イランは、周辺の湾岸諸国にある主要空港や港湾、交通インフラなどを無差別に攻撃している。近隣国の物流や交通網をまひさせ、周辺国を戦闘に巻き込みつつ戦線拡大を図り、米国とイスラエルに戦闘停止を迫る狙いがあるとの見方が出ている。
2日(現地時間)、複数の海外メディアによると、イランは先月28日、米国とイスラエルの攻撃を受けた後、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイやアブダビをはじめ、クウェート、バーレーン、カタールなど湾岸諸国の主要国際空港やホテルをドローンや弾道ミサイルで攻撃した。バーレーンの首都マナーマ、カタールの首都ドーハ、クウェートの首都クウェート市でも空襲があり、人的被害と施設の損壊が確認された。被害はホテルや港湾施設にも及んだ。
イランは、UAEに向けて弾道ミサイル150発、ドローン500機、巡航ミサイル2発を発射したとされ、この攻撃で3人が死亡、58人が負傷したという。これを受け、ドバイやアブダビ、ドーハ、リヤドなどアラビア半島の主要空港が相次いで閉鎖された。昨年、世界最多となる約9,200万人の国際線旅客数を記録したドバイ国際空港では、ドローン攻撃後に黒煙が立ち上り、すべての航空便の運航が無期限で停止された。同空港では従業員4人が負傷したほか、アブダビ国際空港周辺では迎撃されたドローンの破片が落下し、1人が死亡した。クウェートとバーレーンの空港もドローン攻撃の標的となった。
航空追跡サイトのFlightradar24によると、1日だけで中東域内の7空港で3,400便以上が欠航となった。食料輸入の多くを航空輸送に依存し、多くの外国人労働者が働き行き交う湾岸諸国にとって、経済活動を支える交通網が大きく揺らいだ。最近まで米国とイランの対立緩和を仲介していたオマーンでも商業港にドローンが落下し、外国人労働者1人が死亡した。ドバイの高層ホテルや商業ビル、バーレーンの住宅タワーも攻撃を受けた。
BBCはこの日、UAE最大の都市ドバイが2日連続でイランによるドローンやミサイル攻撃を受けたと報じた。ドバイ国際空港のほか、高級ホテルのフェアモント・ザ・パームやブルジュ・アル・アラブが被害を受け、多くの観光客が足止めされているという。ドバイ在住のベッキー・ウィリアムズさんはBBCに対し、「昨日、自宅の裏手からUAEの迎撃ミサイルが15発ほど発射されるのを目撃した」と語り、「上空で迎撃が行われる音も聞こえた」と証言した。
中東地域を管轄する米中央軍はこれについて、イランがペルシャ湾岸諸国にある米軍基地や軍事資産のみを報復の対象にしているとの主張は「虚偽だ」と反論した。そのうえで、「イランは民間人を積極的に標的にしている」と非難した。具体例として、ドバイ国際空港やクウェート国際空港、アルビール国際空港のほか、ドバイの高級ホテルであるブルジュ・アル・アラブやフェアモント・ザ・パーム、バーレーンのクラウンプラザ・バーレーン、さらにイスラエル・テルアビブの住宅地やバーレーン、カタールの住宅地など、10か所以上が攻撃を受けたと主張した。
イスラエル政府関係者は、今回のイランによる報復空爆について、昨年6月と比べて個々の攻撃の威力は低下しているものの、より継続的に実施されているとの見方を示した。イスラエルの元安全保障当局者も、イランの報復攻撃は「霧雨のように」断続的に行われており、イスラエル側を消耗戦に引き込むことを意図した戦略とみられると指摘した。そのうえで、今回の戦闘は数時間や数日で終結する可能性は低いとの見通しを示した。
現在、イランによる報復攻撃の大半はイスラエルやペルシャ湾岸諸国の高性能な防空網によって迎撃されている。ただ、一部の自爆型ドローンやミサイルは防空網を突破し、被害が生じている。
















コメント1
磯爺
しょせんアラブの結束なんてこんなもの。土人が石油で裕福になった結果がこれだ。