イラン、サウジ・カタール・UAEなどへの攻撃継続
イスラエル、レバノンの親イラン組織幹部を殺害
米国とイスラエルによる対イラン攻撃が4日目に入った3日(現地時間)、イランはサウジアラビア国内の米国大使館と総領事館を攻撃した。イスラエルもレバノンへの空爆を強化し、親イラン武装組織の最高幹部を殺害するなど中東全域で緊張が拡大している。

ロイター通信などによると、イランはこの日、サウジアラビアの首都リヤドにある米大使館やドバイの米総領事館を無人機で攻撃した。人的被害はなかったものの、大使館の屋根が崩落し火災が発生するなど施設の一部が損壊した。米国はサウジ国営石油会社サウジアラムコが所在するダーランの米総領事館に対する攻撃も差し迫っているとみている。
イランはさらに、カタールのアルウデイド米空軍基地に向けてミサイルを発射した。アラブ首長国連邦(UAE)外務省は、イランから1,000件以上の攻撃を受けたと明らかにした。
イラン側はまだ先端兵器は使用していないとし、強い抵抗の意思を示している。イラン国防省報道官のレザ・タラエイ・ニク氏は「敵が宣言した戦争計画よりも長く防御し、攻撃的防御を遂行する能力がある」と述べ「保有する先端兵器や装備を作戦初期の数日で全て展開することはない」と語った。
米国と共にイランを攻撃中のイスラエルは同日、イラン革命防衛隊(IRGC)のレバノン部門の最高幹部らを排除したと発表した。イスラエル側の説明では、レバノンの首都ベイルートを攻撃し、革命防衛隊精鋭部隊コッズ部隊傘下の「レバノン軍団」司令官を殺害したという。レバノン軍団は親イラン武装組織ヒズボラとイラン政権を結ぶ役割を担っていたとされる。
中東で全面戦争への懸念が強まる中、国際原油価格はこの日も取引序盤に一時9%急騰した。米国のドナルド・トランプ大統領が、ホルムズ海峡を通過するタンカーや船舶を直ちに護衛し、保険を提供すると表明したことで上昇率は4%台に縮小した。
トランプ大統領は「いかなる状況でも米国は世界へのエネルギーの自由な流れを保証する」と述べ「一時的に原油価格が上昇する可能性はあるが、事態が終息すれば下落する」との見通しを示した。
先月28日に始まった今回の衝突により、これまでに約900人が死亡したと推計されている。イラン赤新月社によれば、米国とイスラエルの空爆により、イランでは子ども168人を含む787人が死亡したという。レバノンでも31人が死亡した。米国人はクウェートで6人、イスラエル人も少なくとも10人が死亡している。
米国はUAEやサウジアラビア、ヨルダン発のチャーター機を手配し、自国民の退避を進める計画だ。欧州各国政府も中東で足止めされている自国民の退避支援策を検討している。
















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