60%濃縮450キロ、数週間で核兵器化の可能性
「イスファハン施設に地下通路」報道も

ドナルド・トランプ米政権とイスラエルが、イランが隠匿している高濃縮ウランを確保するため、特殊部隊を投入する案を検討しているとする報道が出た。
米ニュースサイトのアクシオスは7日(現地時間)、情報筋4人の話としてこのように伝え「数週間以内に兵器級に転換可能な60%濃縮ウラン450キログラムは『イランの核兵器開発阻止』という目標達成の核心要素だ」と指摘した。
ウランは濃縮度が90%に達すると核兵器に使用可能とされる。遠心分離機が正常に稼働していれば、濃縮度を60%から90%に引き上げることはそれほど難しくないとされる。
こうした中、トランプ政権はイランへの空爆開始前の数週間にわたり、ウラン備蓄の確保策を検討してきたとされる。エルブリッジ・コルビー米国防次官も最近「我々は高濃縮ウランの問題に非常に集中している」と述べていた。
米政府関係者の1人はアクシオスに対し、トランプ政権がイランから核物質を完全に搬出するか、核専門家を派遣して現地で希釈するか、二つの案を議論したと伝えた。
トランプ大統領は7日、大統領専用機エアフォースワンで「核物質確保のため地上軍を投入する可能性はあるか」と問われ「ある時点ではあり得る。まだそれを狙ったわけではないが将来的にはあり得る」と述べた。
8日に放送されたABCテレビのインタビューでも、特殊部隊投入案について「すべての選択肢がある」と述べ、可能性を排除しなかった。
海外メディアによると、米国とイスラエルの当局者は備蓄量の大半がイスファハン核施設の地下トンネルに保管されており、残りはフォルドとナタンズの核施設に分散しているとみている。
ただしイランは長期間、核査察を受けていないため、高濃縮ウランが当初の場所にそのまま保管されているかどうかは不明だとされる。
米政府関係者は「最初の問題はそれがどこにあるのかということだ。次に、どうやって接近し物理的な管理を確保するかだ」と述べ、作戦の難しさを指摘した。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は8日、複数の情報当局者の話として「イスファハン核施設は昨年の米軍攻撃で封鎖されたが、現在イランは非常に狭い通路を通じてウランにアクセスできる状況にある」と報じた。
イランが秘密裏に設けた通路を通じ、施設内の高濃縮ウランを別の場所に移した、あるいは今後移す可能性があるという。
ただ当局者らは、情報機関がイスファハン施設を継続的に監視しており、イラン政権や他勢力がウランを移動させようとすれば探知できるとの強い確信を持っているとNYTは伝えた。
一方、高濃縮ウランの所在が把握できたとしても、米軍やイスラエル軍の地上部隊が存在しないイラン国内の奥深くに小規模な特殊部隊を投入する作戦自体には大きな危険が伴う。
トランプ大統領も昨年6月、イラン核施設への爆撃直後に高濃縮ウランの回収を検討したが、危険性が高すぎるとして断念したとされる。
複数の政府関係者は「作戦を実行する前に、イランの防衛能力をさらに弱体化させるため、空爆を数日間続ける必要がある」との見方を示した。
NYTによると、8日現在の作戦計画に特殊部隊投入は含まれていないという。
NYTはさらに「地上作戦の可能性を公に言及することで、イランにウラン備蓄の放棄を迫る圧力をかける戦略の可能性もある」と分析した。
















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