ラリジャニ事務総長、SNSで警告
「イランの地にいかなる外勢も足を踏み入れられない」
ハメネイ師死去後、実質的な国政運営を担う
最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の死去後、イランの主要人物として浮上したアリ・ラリジャニ最高国家安全保障会議(SNSC)事務総長は5日(現地時間)、イランは米軍の地上戦に対応する準備ができていると明らかにした。

ラリジャニ事務総長は同日、ソーシャルメディアX(旧ツイッター)への投稿で「一部の米国の当局者は、数千人の兵力を陸路でイランに侵入させる計画を明らかにした」としたうえで、「イランは、いかなる侵略者に対しても数千人の死者や捕虜を出させるなど、彼らに屈辱を与え敗北させる準備ができている」と述べた。さらに「イランの神聖な土地は尊厳と名誉の基盤であり、どんな外国勢力も決して足を踏み入れることはできない」と強調した。
ラリジャニ事務総長は現在、イランの軍事・安全保障を総括する権限を握っている。対外的にはマスード・ペゼシュキアン大統領、司法府長官のゴラムホセイン・モフセニエジェイ師、保守派聖職者のアリレザ・アラフィ師が率いる3人の暫定指導委員会が国政を担っているが、実質的な国政運営と国家戦略の統制はラリジャニ事務総長が担当している。SNSCはイランの最高安全保障・外交政策の決定機関である。
イランの有力な聖職者一族の出身であるラリジャニ氏は対外強硬派として知られ、米国とイスラエルの攻撃後、強硬なメッセージを発信し続けている。彼は、核交渉からイラン反政府デモの強硬鎮圧まで安全保障・外交問題を総括してきた。同氏は今年1月、反政府デモに対する流血鎮圧を指揮したとして米国の制裁対象となり、先月28日の米国・イスラエルによる空爆の標的の一つだったとも伝えられている。
また、テヘラン大学で哲学教授を務め、2008年から2020年まで国会議長を務めた。イスラム革命防衛隊(IRGC)の指揮官としての経験もある。
一方で、核問題に関しては実務的な人物と評価されている。先月、オマーン国営テレビとのインタビューで米国との交渉について「この問題は解決可能だ」とし、「米国の懸念がイランが核兵器を保有しないことにあるなら、それは解決できる」と述べた。













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