
米国と中東諸国は、イランの自爆ドローンのシャヘドを防ぐ代替手段として、実戦で検証されたウクライナの迎撃用ドローン「スティング」の導入を積極的に検討している。低コスト・高効率のスティングによるドローン迎撃成功率は90%以上だ。
ウクライナのゼレンスキー大統領は現地時間8日、ウクライナの専門家らがドローン対応の専門知識を伝授するため、来週中東に派遣されると明らかにした。ゼレンスキー大統領はこの日、キーウを訪問したオランダのイェッテン首相との共同記者会見で「来週、専門家らが現地に到着次第、状況を把握し支援を行う」と述べ、その見返りとしてウクライナにとって必要不可欠な防空ミサイル「ペトリオット(PAC-3)」の支援を受けたいと語った。
2022年2月にウクライナに侵攻したロシアは、イラン製のシャヘド型ドローンを基に開発した自爆攻撃用ドローンでウクライナを空襲してきており、ウクライナはこれに対抗するためスティングを開発した。スティングは人工知能(AI)ベースの自動誘導システムを搭載し、シャヘドを高速で追跡して衝突する。スティングの速度は時速300㎞以上で、時速180㎞程度のシャヘドが目標物に到達する前に衝突して無力化させる。
現在、イスラエルと米軍基地、中東地域の同盟国は防御のために米国のペトリオット(PAC-3)防空システムに依存している。しかし、320万〜430万円ほどのドローンを阻止するために1発6億円に達する超高価な迎撃ミサイルで防御しなければならないという、非対称な消耗戦に対する懐疑論が広がっている。また、ドローンは大量生産が容易だが、ペトリオットは年間600発しか生産されない。迎撃ドローンは価格がシャヘドの10分の1程度でコストパフォーマンスが圧倒的に高く、目標物の攻撃に失敗した場合は、回収して再利用も可能だ。
専門家らはウクライナ戦争に続き、イラン戦争でもドローンの威力が確認され、今後、北朝鮮とイラン・ロシアとのドローン協力の可能性も懸念している。特に、北朝鮮はウクライナ戦争への派兵を通じてドローンの運用技術を獲得したと伝えられている。
















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