メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「雇用崩れ、原油急騰」米国の景気後退リスク25%に上昇!FRBは利下げもできず“板挟み”

竹内智子 アクセス  

引用: シャッターストック
引用: シャッターストック

ゴールドマン・サックスが新たな警告を示した。米国経済の減速が進み、イラン戦争が状況をさらに悪化させていると指摘している。

ゴールドマン・サックスは12日(現地時間)、今後12カ月以内の米国の景気後退確率を25%に引き上げた。従来予想より5ポイント高い水準だ。低調な2月の雇用指標と原油価格の急騰を受け、エコノミストらは見通しの修正を迫られた。

これはウォール街でも影響力の大きい金融機関による強い警告と受け止められている。この警告は、トランプ政権が進める関税政策と中東への軍事関与という二つの政策が、すでに弱まりつつあった労働市場と衝突する局面で示された。

雇用指標がウォール街に衝撃

2月の非農業部門雇用者数は9万2,000人減少した。ゴールドマン・サックスのエコノミスト、デービッド・メリクル氏は、この結果について雇用の伸びが依然として極めて低い水準にとどまっていることを改めて示したと指摘した。

ゴールドマン・サックスの試算では、基礎的な雇用創出はほぼゼロに近い。これは労働市場への新規参入者を吸収するために必要とされる月7万人程度の損益分岐点にも届かない水準だ。求人件数も依然として減少している。

失業率は先月4.44%に上昇した。ゴールドマン・サックスは第3四半期には4.6%まで上昇すると見込んでいる。また、労働参加率が0.4ポイント下方修正されたことも、労働市場の弱さをさらに際立たせた。米国の国勢調査局(Census)の最新データで、退職した米国人が従来推計より多かったことが反映されたためだ。

新たな変数となる原油価格

イラン戦争は、すでに複雑だった経済環境に新たな不確実性を加えている。ゴールドマン・サックスの基本シナリオでは、ブレント原油は3~4月平均で1バレル98ドル(約1万5,600円)を記録した後、年末には71ドル(約1万1,300円)まで下落すると見込まれている。

しかし最悪のシナリオ、すなわちホルムズ海峡で1カ月にわたり輸送障害が発生した場合、ブレント原油は110ドル(約1万7,500円)まで上昇する可能性がある。この場合、総合インフレ率は春のピーク時に4.5%近くまで上昇するとみられる。

基本シナリオでも、ゴールドマン・サックスは12月時点の総合個人消費支出(PCE)物価上昇率の見通しを0.8ポイント引き上げ、2.9%に修正した。

関税の影響はすでに反映

ゴールドマン・サックスは、トランプ政権の関税政策がすでにコアインフレ率を70ベーシスポイント以上押し上げたと推計している。この影響を除けば、基礎的なインフレはより抑制された水準にあるとみられる。

コア消費者物価指数(CPI)は約1.75%、コアPCEは約2.25%程度と推計されており、関税政策そのものが相当のインフレ圧力を生んでいることを示している。

FRBは動きにくい状況

利下げは当面難しいとみられている。ゴールドマン・サックスは、従来2026年に想定していた2回の利下げ時期を9月と12月へ後ろ倒しした。

同社は、インフレ経路がより高くなることでFRBが早期に利下げすることはさらに難しくなると説明している。

FRBは典型的なスタグフレーション圧力に直面している。労働市場は利下げを正当化できるほど弱まりつつある一方、原油価格と関税によって押し上げられるインフレが金融引き締め姿勢を維持させる要因となっている。

それでも完全な悲観ではない

もっとも、景気後退確率25%という見通しは、ゴールドマン・サックスの基本シナリオが依然として景気拡大の継続であることも意味している。

実際、同社の内部データには慎重ながらも楽観的な要素もある。今回の景気サイクルで生産性成長率は年率平均2.2%を記録した。メリクル氏は、これは金融危機後に長く続いた低迷から米国経済が歴史的平均へ回帰した結果だと分析している。

住宅インフレも急速に鈍化している。新規賃料の上昇率は前年比でほぼ0%となり、ゴールドマン・サックスは住宅コストの上昇率が12月には3.1%から2.3%まで低下すると予想している。

さらに同社は、労働市場がさらに弱まればFRBがより早期に利下げに踏み切る可能性もあるとみている。これは過去の景気減速局面には見られなかった政策的な緩衝装置といえる。

1~3月期成長率は高水準

ゴールドマン・サックスは第1四半期のGDP成長率を3.3%と推計している。ただしこのうち1.3ポイントは、前年秋に終了した政府機関閉鎖の反動による一時的な押し上げ効果だ。

第2四半期から第4四半期にかけては、それぞれ2.0%、1.9%、1.9%へと成長が鈍化すると同社は予測している。これは、米経済が停滞寸前の水準まで減速する軌道を示している。

竹内智子
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 米下院が対イラン追加攻撃制限可決、終戦交渉は大詰め段階
  • トランプ氏がイラン報復に理解示唆、終戦交渉へ強い執着
  • 総裁も審議委員も「利上げ必要」…6月日銀、1%へのカウントダウン
  • 米国が欧州核配備拡大検討、NATO東側で関心高まる

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

おすすめニュース

  • 1
    中国EV、“冬の弱点”克服へ一歩か…BYDが極寒で見せた「12分で97%充電」

    モビリティー 

  • 2
    銅価格高騰で水道メーター窃盗急増、各地で被害拡大

    トレンド 

  • 3
    「レース中にエンジンごと替えろ!」トヨタの実戦開発哲学、ニュルで世界が目撃した

    モビリティー 

  • 4
    「4WDは車を無敵にする魔法じゃない!」専門家が怒る、ドライバーの思い込みとその代償

    モビリティー 

  • 5
    「カーナビ中に高温警告」スマホを車に繋ぐと熱くなる、Android Autoの落とし穴

    モビリティー 

話題

  • 1
    中国企業ベンツは米国から出ていけ?!」ベンツを襲う中国株の影

    モビリティー 

  • 2
    「カローラを27年つくった工場が止まる」トヨタが選んだ一点集中

    モビリティー 

  • 3
    「AIが奪ったのではない?」…若者を採らない会社が増える“リモートワーク時代”の落とし穴

    トレンド 

  • 4
    ポールスター5、884PSでタイカンの牙城に挑む 北欧の新星は"本物"か?

    モビリティー 

  • 5
    ホンダ系ディーラー、下請け整備業者に車両運搬を無償強要…公取委が勧告方針

    モビリティー