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機雷・モスキート艦隊・ミサイル「毒針3種」…米最先端イージス艦も思わず足を止める

望月博樹 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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ドナルド・トランプ米大統領が日本などに軍艦派遣を要求する中、各国が護衛艦を送ったとしてもホルムズ海峡の通行を保証できない状況だとWSJが15日に報じた。地理的な利点を活用したイランの非対称攻撃により、大規模な軍艦投入や相当な規模の地上作戦を展開しなければならない可能性もあるという。

現在ペルシア湾とオマーン湾一帯でホルムズ海峡通過を待つ船舶は600隻余りに達する。トランプ政権は多国籍海上護衛連合を構成し、ホルムズ海峡を通過する船舶を保護するという構想を持っている。ペルシア湾とオマーン湾をつなぐ唯一の通路であるホルムズ海峡は最も狭い地点の幅が約33kmに過ぎず、ボトルネック現象が発生する。大型タンカーが安全に通過できる航路はさらに狭く、入ってくる船と出ていく船のためにそれぞれ約3.2km幅の航路が設定されている。

護衛作戦が始まると、米軍艦は同盟国の護衛艦と協力してタンカーと並んで海峡を移動する。この時、最初に機雷を除去しなければならない。米国防情報局(DIA)によると、イランは6000個余りの機雷を保有している。機雷数個でも米国の最新鋭イージス駆逐艦に致命的な打撃を与えることができるため、脅威となる。海面に浮かぶ浮遊機雷など種類も多様で、サイズも小さく発見が困難だ。米国ではバーレーンに本部を置く第52機動部隊が機雷戦を担当する中核部隊だ。水中ロボット、特殊レーザー機雷探知システムを装備したヘリコプターなどが動員される見込みだ。

機雷を発見して除去してもイランのドローン、小型高速艇で構成されたいわゆる「モスキート艦隊」の攻撃を防がなければならない。イージス駆逐艦は遠距離から飛来するミサイルは迎撃するが、四方から数十〜数百隻の小型高速艇が同時に蚊の群れのように襲いかかる場合、対処が困難だ。

さらにイラン沿岸から発射されるミサイルは到達時間が極めて短く、防御システムが作動する前に攻撃を受ける可能性があり、この地域を「キル・ボックス(死地)」にする恐れがあるとの懸念が出ている。ブライアン・クラーク ハドソン研究所上級研究員はWSJに「少なくとも12機のMQ-9 リーパーが空中をパトロールし、イランのミサイル及びドローン発射台が沿岸に現れるたびに攻撃しなければならない」と述べた。ニューヨーク・ポストは「イランにどれだけのドローンと巡航ミサイル部隊があるのかは誰も知らない」と報じた。

幅が狭いホルムズ海峡特有の地形のため、味方船舶間の衝突などの突発事故が起こる可能性もある。実際に2009年3月ホルムズ海峡で米海軍の原子力潜水艦USSハートフォードと上陸艦USSニューオーリンズが衝突し、潜水艦乗組員15人が負傷し、上陸艦の燃料2万5000ガロン(約9万4000L)が流出する事故が発生した。

このような危険要素を克服し、全ての作戦が成功したとしても、各種セキュリティ措置と利用可能な軍艦数を考慮すると、湾岸地域に留まっている600隻以上の船舶の通行には最低数ヶ月の時間が必要になると見られる。

このため、一部ではイラン軍がホルムズ海峡を通過する船舶を攻撃できないようイラン南部地域に地上軍を送って支配権を掌握すべきだという主張も出ている。しかし、ほとんどが山岳地帯の険しい地形で上陸攻撃を敢行しなければならない点、精鋭軍事組織イスラム革命防衛隊内の特殊部隊であるコッズ部隊のゲリラ戦に直面する可能性があるという変数がある。このため米国が簡単に選択できないカードだという分析が少なくない。また海峡に沿って沿岸線を掌握しても、内陸深くから湾岸地域に向けて発射できる長距離ミサイルとドローンの脅威が存在する。

米国防総省は全ての可能性を考慮し、戦略資産を再配置している。米軍中央軍は海上基盤の上陸攻撃、特殊作戦などを実施する両用即応群(ARG)と附属の海兵遠征部隊(MEU)の派遣を要請し、国防総省が承認したと伝えられている。海峡を通過する船舶の護衛を支援するための駆逐艦の追加投入も検討中だ。

望月博樹
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