
米国とイスラエルがイランに対し大規模な空爆を続けているものの、戦闘は容易には終結していない。
米軍はこれまでにイラン国内の7,000カ所以上の目標を攻撃し、イスラエルも約7,600回の空爆を実施した。両国がほぼ同程度の規模で攻撃を継続し、戦場を分担する形となっている。
18日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズは「第2次世界大戦以降、米国がこれほど対等な役割を担う同盟国とともに戦争を遂行した例はまれだ」と指摘した。大規模空爆と精密打撃が同時に行われる中、イランの軍事基盤は急速に弱体化しているとの見方もある。
しかし、空爆の規模とは裏腹にイランは依然として戦闘を継続している。
指導部排除でも持ちこたえ、限界露呈
今回の戦争では指導部を狙ういわゆる「斬首作戦」が前面に押し出されている。イスラエルは最近、イランの中枢人物であるアリー・ラリジャニ氏や民兵組織バシジの司令官ゴラムレザ・ソレイマニ氏を排除し、指導部を直接攻撃した。
こうした攻撃はイランの指揮・統制機能を麻痺させる狙いがあるとみられる。米軍の大規模な精密打撃と組み合わさり、戦争の様相は「大量空爆」から「指導部の無力化」へと急速に移行している。しかし、イランの戦闘継続能力は想定ほど容易には崩れていない。
「指導部失っても戦闘継続」モザイク防衛が機能
イランは米国のイラク戦争でサダム・フセイン政権が指導部排除後に急速に崩壊した事例を教訓に「モザイク防衛」と呼ばれる分散型の指揮体制を構築してきた。
この体制では権限を意図的に分散させ、各地域部隊が独立して作戦を遂行する。イラン革命防衛隊(IRGC)は全国31州単位で指揮系統を分け、それぞれの部隊に独自の情報、武器、指揮権を付与している。中央指導部が攻撃を受けても、現場部隊が個別の指示なしにミサイルやドローン攻撃を継続できるよう設計されている。
実際にイランは戦闘開始以降、数百発のミサイルと数千機のドローンを各地から分散して発射し反撃を続けている。低コスト兵器を大量投入して相手の高価な迎撃システムを消耗させる「非対称戦力」の戦略も併用している。
軍事専門家は「指導部を排除しても戦闘が止まらない構造だ」とし「短期間での終結を難しくする主要な要因になっている」と分析している。
同時空爆という新たな戦争形態…終結見通せず
今回の戦争は米国が主導し同盟国が補完する従来の構図とも異なる。イスラエルは空爆や情報戦、高官の標的排除まで自ら実行し、戦闘全体に深く関与している。
両国はそれぞれの戦力を活用し、同時に作戦を展開することで戦場を分担している。ニューヨーク・タイムズはこれについて「米国が戦争負担を同等に分かち合う同盟国とともに戦う稀な事例だ」と評価した。
ただし、イランがホルムズ海峡の封鎖といった対抗措置に踏み切る可能性は依然として残されている。軍事的には劣勢にあるものの、分散型の指揮体制と非対称戦力を背景に、戦闘の長期化を狙う可能性があるとの見方も出ている。
















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