
米国とイスラエルによるイラン空爆で始まった戦争が4週を超える中、イランの報復攻撃が集中した中東の米軍基地の多くが居住不可能なレベルに損壊していると報じられた。
英紙テレグラフは27日(現地時間)、「イランのミサイルやドローンによる攻撃で一部の米軍基地は使用不可能な状態となり、部隊は近隣のホテルや事務所で勤務している。こうした状況は民間にも危険を及ぼしかねない」と伝えた。
英シンクタンクの国際戦略研究所(IISS)のファビアン・ヒンツ研究員によると、イランは戦争勃発後、域内の米軍や関連施設少なくとも104カ所を攻撃したという。
このうち、湾岸各国にある主要な米軍基地13カ所の相当数は居住不可能な状態とのことだ。
23回の攻撃を受けたクウェートのアリ・アル・サレム米軍基地が最も被害の大きい基地として挙げられた。これにクウェートのキャンプ・アリフジャン(17回)、キャンプ・ビューリング(6回)が続いた。
テレグラフは「最低50回の攻撃を受けたクウェートの被害が最も大きかった」とし「イランに地理的に近いことに加え、アラブ首長国連邦(UAE)やカタールに比べて防空システムの整備が遅れている点が影響した可能性がある」と伝えた。
クウェート以外ではUAE内の米軍基地が少なくとも17回、バーレーンが16回、イラクが7回、カタールが6回、サウジアラビアが6回、ヨルダンが2回のイラン攻撃を受けたとされる。
米軍基地だけでなく、戦闘機や空中給油機、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)など高額な主要装備も大きな損害を受けた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が26日に報じたところによると、開戦後3週間で米軍の損害額は少なくとも14億ドル(約2,244億5,000万円)、多ければ29億ドル(約4,649億3,000万円)に上ると推計されるという。
約1億ドル(約160億3,000万円)相当のF15E戦闘機3機はクウェート軍の誤射で撃墜された。約8,250万ドル(約132億3,000万円)相当のF35Aステルス戦闘機1機も飛行中に緊急着陸した。イラン側はこの機体を自国が撃墜したと主張している。
また、KC135空中給油機2機が空中で衝突し、サウジアラビアの空軍基地にあった同型機5機はイランのミサイル攻撃で損傷した。さらに、1機約1,600万ドル(約25億7,000万円)のMQ9リーパー・ドローンも少なくとも12機が失われた。
カタールのアルウデイド空軍基地にある10億ドル(約1,603億2,000万円)規模のAN/FPS132早期警戒レーダー、ヨルダンに配備された3億ドル(約481億円)相当のTHAAD用AN/TPY2レーダーもイランの攻撃で被害を受けたとみられている。
















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