メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「気づいた時には手遅れ」沈黙のがんに“血液検査で先回り”する新技術の衝撃

梶原圭介 アクセス  

引用:iClickArt*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:iClickArt*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米国の研究チームが、膵臓がんを早期に発見できる新たな血液検査法を開発した。

米科学メディア「サイエンス・デイリー」によると、米国立衛生研究所(NIH)の支援を受けたペンシルベニア大学ペレルマン医学大学院と、ミネソタ州ロチェスターのメイヨー・クリニックの研究チームは、学術誌『Clinical Cancer Research』に発表した論文で、膵管腺がんを早期に検出できる新たな血液検査法を報告した。

膵管腺がんは、消化酵素の通り道である膵管の細胞から発生するがんで、膵臓がんの85~90%を占める最も一般的な悪性腫瘍である。初期症状がほとんどなく、発見時に手術が可能なケースは約20%にとどまるなど、予後が極めて厳しいがんとされる。

それでも、早期に診断されるほど治療効果が高まるため、できるだけ早期に発見することが重要だ。

引用:Pixabay*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Pixabay*この画像は記事の内容と一切関係ありません

研究チームはまず、膵臓がんのスクリーニングに用いられてきた既存のバイオマーカー診断法を検証した。一般的に使用される糖鎖抗原19-9(CA19-9)やトロンボスポンジン2(THBS2)など複数の指標を評価した結果、これらは単独では早期発見に限界があることが確認された。CA19-9は膵炎や胆管閉塞などの非がん性疾患でも上昇する場合があり、また遺伝的要因によりこのマーカーを作らない人も存在する。

研究チームは保存血液サンプルの分析を通じ、初期の膵臓がん患者で特異的に高値を示す2種類のタンパク質マーカーを新たに特定した。

それがアミノペプチダーゼN(ANPEP)とポリマー免疫グロブリン受容体(PIGR)である。これらの新規バイオマーカーは、がん患者と健常者との間で明確な差を示した。

さらに、これら2つのマーカーを既存のCA19-9およびTHBS2と組み合わせた検査法は高い性能を示した。

その結果、膵臓がんの全ステージで患者と非患者を91.9%の精度で識別し、非患者に対する偽陽性率は5%に抑えられた。

特に初期段階(1・2期)においても87.5%の精度を達成した。

研究責任者のペンシルベニア大学ペレルマン医学大学院のケネス・ジャレット博士は、「既存マーカーにANPEPとPIGRを加えることで、治療効果が最も高い段階で膵管腺がんを検出できる診断能力が大幅に向上した」と説明した。

この検査のもう一つの利点は、膵炎など他の膵臓疾患と膵臓がんを区別できる点にある。これにより誤診のリスクを低減し、患者の不必要な不安を軽減する効果が期待される。

ジャレット博士は「さらなる大規模検証が必要であり、特に無症状の段階での有効性を確認する必要がある」とした上で、「家族歴や遺伝子検査、既往歴などを踏まえた高リスク群のスクリーニングにも応用できる可能性がある」と述べた。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「看板の下敷きで下半身まひ」車いすのアイドルメンバー…度を越えた悪質コメントに“物申す”
  • 「母が出てきたら私たちを傷つける」…夫を毒殺した童話作家、“息子たちが”永久隔離を訴え
  • 「韓国にシャインマスカットを盗まれた」…日本政府が怒った末に…
  • 「落雷に2度遭うようなもの」米軍パイロット、1か月で2度撃墜されても“生還”
  • 「ダウン症の可能性が高い」と診断され中絶…米430万人YouTuberの告白に波紋
  • 離陸直後の「ドンドン」という異音、原因はまさかの「ヘッドフォン」?…英国行き旅客機を引き返させた驚きのミス

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「看板の下敷きで下半身まひ」車いすのアイドルメンバー…度を越えた悪質コメントに“物申す”
  • 「母が出てきたら私たちを傷つける」…夫を毒殺した童話作家、“息子たちが”永久隔離を訴え
  • 1日1杯の酒でも健康リスク上昇…「適度な」飲酒でも死亡率は下がらず
  • 「韓国にシャインマスカットを盗まれた」…日本政府が怒った末に…

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「看板の下敷きで下半身まひ」車いすのアイドルメンバー…度を越えた悪質コメントに“物申す”
  • 「母が出てきたら私たちを傷つける」…夫を毒殺した童話作家、“息子たちが”永久隔離を訴え
  • 1日1杯の酒でも健康リスク上昇…「適度な」飲酒でも死亡率は下がらず
  • 「韓国にシャインマスカットを盗まれた」…日本政府が怒った末に…

おすすめニュース

  • 1
    「親の七光りは嫌」人気歌手のMVにアンジェリーナ・ジョリーの娘が…“名前を隠して”挑んだ理由に反響

    エンタメ 

  • 2
    「中途解約でも返金へ」有料ファンクラブの“返金不可”規約に制裁…大手事務所など24社に是正要求

    エンタメ 

  • 3
    パニック障害で“終わった芸人”と言われた過去も…恩師が遺品に残していた本に涙止まらず

    エンタメ 

  • 4
    「バリ旅行から帰国直後に急変」台湾人気俳優が46歳で急死…急性白血病疑いにファン衝撃

    エンタメ 

  • 5
    「中途半端な存在」華やかにデビューするも翌日の仕事なし…実力派女優、新人時代の孤独を告白

    エンタメ 

話題

  • 1
    かつて時代劇で人気を集めた俳優、事業失敗で妻と子どもを実家へ送り“ワンルーム一人暮らし”

    エンタメ 

  • 2
    「急いで結婚しすぎた」43歳で3歳年下実業家と結婚するも離婚、夫婦生活は実質2年

    エンタメ 

  • 3
    「信頼がなくなっただけ」元夫の“ボランティア活動が離婚原因”との主張に沈黙を破り反論

    エンタメ 

  • 4
    趣味のサッカーで靭帯断裂→双子の育児負担が妻へ集中し批判殺到「言い訳はできない」と反省

    エンタメ 

  • 5
    「がんになったおかげで借金を返せた」闘病中の母の言葉に涙…生活苦の中で抱いた罪悪感を告白

    エンタメ