タンカー船員への取材で実態浮き彫りに

ホルムズ海峡封鎖の影響で周辺海域に足止めされている約2万人の船員が、6週間にわたる極度の緊張状態の中で精神的に限界へ追い込まれていることが明らかになった。
英紙ガーディアンは9日(現地時間)海峡周辺で孤立している約2万人の船員のうち、あるタンカー船員へのインタビューを通じて現場の状況を報じた。
現在、アラブ首長国連邦(UAE)近海に停泊中のタンカーで勤務する船員A氏は「精神的な衝撃をできるだけ抑えようとしてきたが、もうそれも難しい状況だ」とし「周囲には原油を満載したタンカー数十隻が身動きできないまま海上にとどまっている」と語った。
現場の船員らは依然としてイランによるドローン攻撃や機雷の脅威にさらされ、事実上、人質のような状態に置かれており、国際的な人道支援策が急がれるとガーディアンは伝えた。
特に、2週間前に近くにいたクウェートのタンカーがイランのミサイル攻撃を受け、炎上する様子を目撃したことで船員らの恐怖はさらに強まったという。
米国とイランの間で停戦合意が成立した後も現場では不安が続いている。上空ではミサイル迎撃の痕跡が確認されるなど状況改善の兆しが見えないため、一部の船員は航行そのものを拒否しているとされる。
A氏は「すでに1カ月前、船長に海峡を通過する意思はないと伝えた」とし「同僚船員の90%が航行拒否権を行使したいと考えている」と話した。
孤立状態の長期化により、食料や飲料水、燃料の不足まで重なり、船員らの苦境は一段と深まっている。
















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