
米国政府は2月末に始まった対イラン軍事作戦「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」が終了し、ホルムズ海峡の商船通航を復元するための防御作戦「プロジェクト・フリーダム」に集中していると5日(現地時間)に発表した。ただし、イランが先に攻撃を行う場合、米軍は対応すると警告した。
英BBCなどによると、国家安全保障問題担当大統領補佐官代行を兼任している米国のマルコ・ルビオ国務長官はこの日、ホワイトハウスのブリーフィングルームで記者会見を開き、「作戦は終了した。大統領が議会に通知した通り『エピック・フューリー』は完了し、我々はその段階を終えた」と述べたという。そして「我々は今、プロジェクト・フリーダムの段階にいる」と付け加えた。先日、米トランプ政権は議会に「イランに対する敵対行為が終了した」と通知した。
ルビオ長官は現在の米軍の活動を「防御作戦」と定義した。彼は「我々が先に銃を撃つことはない。我々の船舶が先に攻撃される時だけ対応する」とし、「イランの高速艇が船舶に接近して攻撃しようとするなら対応し、ドローン(無人機)やミサイルも撃墜する」と強調した。彼はすでにイランの高速艇7隻が米軍の警告に従わず沈没したと付け加えた。
これに関連して、ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「議会の承認なしに大統領の決定で継続できる戦争期間である60日期限の規定を回避しようとする戦略」と分析した。米国のドナルド・トランプ大統領が前日に開始を指示したプロジェクト・フリーダムは、イラン空爆時に下された既存のエピック・フューリー作戦とは完全に別物であるため、60日期限の規定に抵触しないという主張を展開するための「名分用」だとの見方が出ている。
プロジェクト・フリーダムはホルムズ海峡に閉じ込められた商船が米軍の保護の下で通航できるようにする作戦だ。ルビオ長官は米国が商船通航のため、海上と空中で「保護バブル」を作っているとし、「米海軍および空軍の戦力によって保護される航行区域を設定し、移動を希望する船舶がその中で動けるようにするのが目標だ」と説明した。
ただし、作戦上の理由から、どの船舶がいつ通航するかは事前に公開しないとも言及した。ABCによると、実際に米海軍は幅21マイル(約34km)に過ぎないホルムズ海峡の狭い地形的限界を克服し、保護膜を作るために努力しているという。現在、トラクストン、メイソン、ラファエル・ペラルタの3隻の米海軍駆逐艦が海峡の西側であるペルシア湾内部に投入され、防御網を構築している。
ルビオ長官はプロジェクト・フリーダムの基本目的が「ペルシア湾に閉じ込められ放置された87か国出身の民間人約2万3,000人を救助すること」だと強調した。彼はイランの違法的な封鎖により船員が食料や飲料水などの必需品不足に苦しんでおり、「少なくとも10人の民間船員がすでに死亡した」と伝えた。続けてイランの行動を「海賊行為」であり「経済的な放火」とし、「国際水路を制御しようとするイランの試みを、決して『新たな常態』として容認してはならない」と強く批判した。
彼は特に米国が今回の任務の大部分を担わざるを得ないとも漏らした。ルビオ長官は「多くの国が私的に、一部は公然と助けを求め、また支援の意向を示した」としながらも、「多くの国は海軍がなく、適時に到着できない」と述べた。続けて「この地域でこのような形で力を投射できる国は米国だけだ」とし、「これは全世界のための好意だ」と主張した。
それでも他国の支援も呼びかけた。彼は「全世界のすべての国が我々と共にイランを糾弾し、何かをしなければならない」と述べた。
また、中国に向けたメッセージも発信した。ルビオ長官はイラン外相の中国訪問に関連し、「中国が彼に言うべきことを言ってほしい」とし、「ホルムズ海峡での行動がイランを国際的に孤立させているという点を言わなければならない」と強調した。
彼は中国が輸出依存型経済であるため、国際海上輸送の混乱の影響を受けざるを得ないとし、「イランが海峡封鎖を取りやめることは、中国の利益にも合致する」と付け加えた。中国企業や金融機関が米国の対イラン制裁を無視した場合、二次制裁の対象になる可能性があるとの警告も添えた。
さらに、米国の対イラン圧力が続くことを強調した。ルビオ長官は海上封鎖と制裁によりイラン経済が大きな打撃を受けているとし、「イランは海上封鎖だけでも1日最大5億ドル(約788億9,800万円)の損失を被っている」と主張した。彼は「トランプ大統領は平和を望んでいるが、イランは米国の意思を試してはならない」とし、「試すなら最終的には敗北する」と警告した。













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