
フィリピンと中国が領有権を争う南シナ海の岩礁で、それぞれ自国の国旗を掲げて再び神経戦を繰り広げた。
5日、フィリピン国営通信PNAなどによると、南シナ海で主権保護活動を行うフィリピンの民間団体アティン・イトとフィリピン進歩系政党アクビヤン所属のダダ・キラム・イスムラ下院議員は3日、南シナ海のサンディ・ケイに上陸し、フィリピン国旗を掲揚したという。
アティン・イトは、フィリピンのタガログ語で「これは我々のもの」を意味する団体で、2023年の設立以降、南シナ海で様々な主権保護活動を展開してきた。
団体メンバーとイスムラ議員は未明、フィリピンが実効支配するティトゥ島を出発し、約3キロ離れたサンディ・ケイ礁へ向かった。
その後、岩礁に上陸してフィリピン国旗を掲げ、フィリピン沿岸警備隊の護衛を受けながら帰還したという。
イスムラ議員は声明で「中国側の強い存在感にもかかわらず、我々はティトゥ島にフィリピン国旗を掲げることに成功した」とし「これは中国の侵略行為に対する断固とした平和的抵抗だ」と主張した。
さらに「我々のメッセージは明確だ。西フィリピン海(南シナ海のフィリピン名)は我々のものだ」と述べ「いかなる脅威もこの事実を変えることはできない」と強調した。

中国海警局も同日、サンディ・ケイ礁に上陸して中国国旗を掲揚し、対抗措置を取った。
中国海警局は声明で「隊員らがサンディ・ケイ礁に上陸して国旗を掲げ、フィリピン側による違法活動やサンゴ生態系を損傷した行為について映像証拠を確保した」と明らかにした。
また「フィリピン側関係者が残したプラスチックボトルや発泡スチロール、ビニール袋などの廃棄物を回収し、金属探知機を使った全面捜索も実施した」と主張した。
両国は昨年4月にも同じ岩礁で、それぞれ自国国旗を掲げた写真を公開し、領有権を巡る応酬を繰り広げていた。
当時は、中国側が先に海警局隊員が国旗を持ってサンディ・ケイ礁に立つ写真を公開すると、フィリピン側も直後に同じ岩礁で自国国旗を広げた写真を公開し、対抗していた。
















コメント0