米国の封鎖後も原油輸出続けるイラン…海上積み替えで20億ドル分

イランが、米国の海上封鎖前にアラビア海へ搬出した原油を、他国籍船舶への積み替え(ship-to-ship transfer)を通じて輸出し続けていると、ワシントン・ポストが報じた。
同紙は7日(現地時間)、石油追跡会社タンカー・トラッカーズのデータと衛星画像の分析を基に、「米国によるオマーン湾封鎖開始後、少なくとも13隻のタンカーがインドネシア・リアウ諸島付近で秘密裏にイラン産原油の積み替えを行っていたことが確認された」と伝えた。
インド洋からマラッカ海峡を経由して中国方面へ向かう航路上に位置するリアウ諸島は、イラン産原油を他国船舶へ積み替える中継地点として知られている。ワシントン・ポストは、「中国はイラン産原油の90%以上を購入しており、イラン政府に国家予算の約半分に相当する収益をもたらしている」と指摘した。
4月16日以降、イラン国旗を掲げた満載タンカー6隻が、空のタンカー6隻と船体を横付けする様子が確認された。国籍情報は公開されていないが、イラン船舶とみられる満載タンカー7隻についても、別の空タンカーとの積み替え作業が確認されたという。
タンカー・トラッカーズは、これら13隻を通じて約2,200万バレルのイラン産原油が移送されたと推定しており、現在の市場価格では約20億ドル(約3,136億5,200万円)に相当する。
ただ、米国による海上封鎖が続く中、公海上に残るイラン産原油の量は引き続き減少している。
6日、エネルギー分析会社ケプラーによると、現在リアウ諸島周辺海域に存在するイラン産原油は約4,200万バレルで、2月初めの(9,000万バレル)から大幅に減少した。ケプラーは、「依然として一定量は残っているものの、新規供給は止まっている」と述べた。さらに、4日に公表されたWindwardの情報では、イラン産原油を積載したタンカーがマラッカ海峡を通過していない期間はすでに10日を超えているという。
ホワイトハウスのアンナ・ケリー報道官はワシントン・ポストに対し、「米軍による強力な封鎖措置によって50隻以上の船舶が回航、または港へ引き返しており、これは『エコノミック・フューリー(Economic Fury)』作戦の圧倒的成功に寄与している」と述べ、「イラン経済は深刻な圧迫状態にある」と主張した。
















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