
米国とイランが休戦の維持と交渉再開を語る中、ホルムズ海峡周辺では軍事衝突が続いている。米軍はイランの港に入ろうとしたイラン国籍のタンカー2隻を精密攻撃したと明らかにし、米国のドナルド・トランプ大統領はイランが迅速に合意しなければ「より強く、より暴力的に」対応すると警告した。
英BBCは9日(現地時間)、イランのアッバース・アラーグチー外相が米国に対し「外交的解決がテーブルに上がるたびに無謀な軍事的冒険を選ぶ」と批判したと報じた。アラーグチー外相はSNSの「X(旧Twitter)」に投稿した文章でイラン国民は「圧迫に決して屈しない」と述べた。前日、米国とイランはホルムズ海峡で起きた攻撃の責任を互いに押し付けた。その後米国は、追加でイランの船舶を攻撃した。
トランプ大統領は衝突にもかかわらず休戦は維持されていると主張した。この休戦は2月に米国とイスラエルが始めた戦争を終わらせるための交渉条件を整えるためのもので、米国のマルコ・ルビオ国務長官はイランが米国側の提案に応じると予想し「真剣な提案であることを願う」と述べた。
しかし現場では圧迫の水準が上がり続けている。イランは米国とイスラエルの攻撃に対する報復としてホルムズ海峡を制御し湾岸地域にある米国の同盟国を攻撃してきた。全世界の原油と液化天然ガス(LNG)の約20%がこの海峡を通過するため、通行の混乱はエネルギー価格の上昇につながっている。
米国はイランが米国の条件を受け入れるよう圧迫するため、イランの港に対する海上封鎖も維持している。トランプ大統領は2月以降この地域に足止めされた船舶約2,000隻の通行を助けるための軍事作戦を開始したが中止した。米中央軍はこの日の声明で、イラン南部とオマーンの間の海域でイランの港に入ろうとしたイラン国籍の空タンカー2隻を無力化したと明らかにした。
米中央軍はこの船舶が「進行中の米国の封鎖を違反した」とし、米軍が「精密誘導弾薬を船舶の煙突に発射して」イランへの進入を阻止したと説明した。

また米中央軍は、イラン港に出入りしようとする70隻以上のタンカーを米軍が阻止していると明らかにした。米国は前日、ホルムズ海峡でイランが米軍艦3隻に向けてミサイルとドローン(無人機)、小型船舶を動員して「理由なき攻撃」を行ったと主張した。
イラン軍の最高指揮部はむしろ米国がホルムズ海峡に接近していたイランのタンカーと他の船舶を狙い、いくつかの沿岸地域にも空爆を加えたと反論した。イラン南部ホルモズガーン州の関係者はミーナーブ近くの海域で攻撃を受けた貨物船1隻に火が出て、負傷した船員10人が病院に運ばれたと明らかにした。
トランプ大統領はSNSの「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、米国がイラン側の小型船舶、ミサイル、ドローンをいくつか破壊したとし、「イランの攻撃者たちに大きな被害を与えた」と主張した。彼は「今日再び彼らを叩きのめしたように、彼らが合意に早く署名しなければ今後もっと強く、もっと暴力的に叩く」と述べた。
一方、米国は来週イスラエルとレバノンの間の新たな会談を主催する準備ができていると明らかにした。米国はイランの支援を受けるヒズボラの完全な武装解除を平和合意の条件と見ており、米国のJD・ヴァンス副大統領はこの日ワシントンでカタール首相と会い、米国とイランの間で進行中のパキスタンの仲介努力についても議論したとBBCは伝えた。













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