イスラム革命防衛隊(IRGC)は12日(現地時間)、米軍による地上侵攻に対応するため、大規模な首都圏防御訓練を実施したと発表した。
今回の訓練は、IRGCの精鋭部隊である首都防衛司令部の主導で行われ、5日間にわたって昼夜を通して実施された。訓練場所については「テヘラン近郊の作戦地域」とのみ公開され、正確な実施時期は明らかにされていない。
米国とイスラエルによる攻撃再開の可能性が高まり、米軍の地上部隊投入論まで浮上する中、イラン軍が対応能力を誇示する目的で訓練を実施したとの見方が出ている。停戦交渉が行き詰まり、軍事的緊張が高まる中での措置とみられる。

イラン国営放送が公開した訓練映像には、砂漠地帯でピックアップトラックに搭載した機関銃や迫撃砲のほか、兵士が小火器を発射する様子が映っていた。大規模な地上作戦よりも、小規模部隊による迅速な機動と打撃能力の強化に重点を置いた訓練だったとみられる。
特に、携帯式の地対空ミサイルとドローンを使って米軍の「UH-60ブラックホーク」を攻撃する場面が重点的に公開された。ヘリコプターで首都に侵入する可能性のある米軍特殊部隊への対処能力を強調する狙いがあるとみられる。
首都防衛司令部のハッサン・ハサンザデー司令官は、故アリ・ハメネイ最高指導者を追悼して訓練を実施したとした上で、「敵の地上侵攻に備え、あらゆる想定の下で部隊運用や個人戦術、各種技術の訓練と評価を行った」と説明した。
















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