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ドローンに押されただけでは終わらず…ドローン支援兵になったスナイパー

織田昌大 アクセス  

引用:ウクライナ情報局
引用:ウクライナ情報局

2023年12月初め、ウクライナ保安庁特殊部隊所属のある狙撃手が約4kmの距離からロシアの将校を命中させたという報道が出た。今年60歳のビヤチェスラフ・コバルスキー氏、彼が成功させた狙撃の距離は、それまでの最長記録を約259メートル上回った。

しかし1年半以上、コバルスキー氏は狙撃任務に就いていない。彼が担当する新たな任務はドローン操縦士の支援である。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は13日、「爆発物を搭載した安価な小型ドローンがウクライナ戦争の様相を一変させ、狙撃手たちが仕事を失った」と報じた。狙撃手だけではない。砲兵射撃を誘導していた観測兵たち、戦車兵たちも過去の威光を失った。砲と戦車が空中ドローンの最優先標的となったからだ。

しかし、最も打撃を受けたのは狙撃手である。無人装備は特に狙撃手の重要任務である偵察と標的除去に非常に適している。空中に浮かぶドローンはより広い視野を確保し、機動性に優れている。また、任務に失敗しても失うのは数十万円の機体であり、狙撃手の命ではない。

WSJはウクライナやアメリカが依然として狙撃手を養成・運用しているが、ウクライナでの狙撃手の動員頻度は減少していると伝えた。

狙撃の成功記録における非公認世界記録保持者であるコバルスキー氏自身が、WSJに「ドローンは効率的でコストもかからない」と述べ、「以前は皆が狙撃手である私を中心に動いていたが、今は私を含めて皆がドローン操縦士を中心に動いている」と語った。

コバルスキー氏は2023年11月、ウクライナ側が「記録更新」と主張する長距離狙撃の成功以降、有名になった。若いウクライナの兵士たちはコバルスキー氏と一緒に写真を撮りたがり、アメリカの人気ラッパーYeat(イート)は彼の写真をソーシャルメディアに投稿した。

第一次世界大戦の塹壕戦にまで遡る伝説的な狙撃手の系譜にも名を連ねた。この系譜には第二次世界大戦中に高い射殺件数で「レディ・デス」と呼ばれたウクライナ出身の狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコや、イラク戦争でアメリカ史上最も致命的な狙撃手として活躍したネイビーシールズ所属のクリス・カイルも含まれる。カイルの話は『アメリカン・スナイパー』という映画で2014年に公開された。

引用:ウクライナ情報局
引用:ウクライナ情報局

しかしこの頃、ウクライナ最前線ではすでにコバルスキー氏の名声が薄れつつあった。ドローンがあふれる戦場環境でロシア兵士たちも隠蔽能力を進化させ、彼の狙撃部隊はターゲットを見つけるのがさらに難しくなった。2024年にコバルスキー氏は5回出動したが、1人も命中させられなかったという。

その年の秋、コバルスキー氏が属するチームは約2.4km離れた塹壕に隠れているロシア兵士たちを発見し、昼間は地下で身を隠した。しかし彼には夜間射撃に必要な光学装置がなかった。その塹壕を爆撃したのはウクライナのドローンだった。コバルスキー氏はこの時が彼が出動した最後の機会だったという。

現在、彼は主にドローン操縦士の補助役割を果たしている。操縦士が位置に進入するのを助け、ドローンに爆発物を搭載し、時には航法も支援する。

ドローンは狙撃手よりも多くの面で優位に立っている。偵察分野で狙撃手はドローンの鳥瞰視野や迅速な機動力に追いつけない。ドローンは弾丸とは異なり、角を曲がることもでき、またドローンの爆発弾頭は狙撃弾よりもはるかに大きな被害を敵に与える。

狙撃手が敵の動きを捉え、砲兵射撃を誘導するまでには3〜5分かかるが、ドローン操縦士は発見とほぼ同時に攻撃する。

引用:Daum
引用:Daum

狙撃手たちは最低2人1組で行動し、大口径ライフルと監視用ドローン、カメラ、小型発電機まで含む大量の装備を運搬しなければならない。装備を携帯して移動中も発見されないよう最大10kmを歩く。移動中ずっと敵のドローンに捕捉されてはならない。

コバルスキー氏はWSJに「若いドローン操縦士はバンカーの中に座ってドローンを取り出して飛ばすだけでいい」と語った。

敵のドローン偵察により、狙撃手が敵の近くや敵の後方に隠れて数日間活動することもはるかに危険になった。隠れ場所を見つけても、熱感知赤外線ドローンは狙撃手の体温を追跡できる。

だからといって、狙撃手の活用度が完全に消えたわけではない。アメリカ、イギリスなどでは依然として狙撃手を養成している。米国防総省の報道官はWSJに「アメリカ陸軍は同じ数の狙撃手を訓練し、ドローンの普及に対応するよう訓練過程を修正した」と述べた。人間の狙撃手は現代戦でも敵の電波妨害を受けず、痕跡を残さない核心資産だという。

また狙撃手は悪天候でも作戦を遂行できるが、一般的な光学カメラを搭載したドローンは霧や煙の中ではターゲット識別に苦労することがある。ウクライナ軍の狙撃手たちはまたロシアの長距離ドローンであるイラン産シャヘドを狙撃して落とす訓練を行っている。

織田昌大
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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