
米30年債利回りがグローバル金融危機前の水準まで急騰した。中東情勢によるインフレ懸念が高まり、債券市場が揺れている。19日(現地時間)のCNBCなどによると、この日30年物米国債利回りは一時5.197%まで上昇し、2007年7月以来の最高水準を示したという。住宅ローンや自動車ローンなどの指標になる10年物米国債利回りも取引開始直後に4.687%まで上昇し、2025年1月以来の最高値を記録した。米連邦準備制度理事会(FRB)の基準金利予想に敏感に反応する2年物米国債利回りは4.12%に上昇して取引を終えた。
今回の金利上昇は、最近のイラン情勢に伴う原油価格の上昇がサプライチェーン全体に影響を与え、インフレ懸念が拡大したことから生じた。物価が上昇すれば、将来受け取る実質的な金銭の価値が下がるため、投資家は長期債により高い金利を要求する。債券金利の上昇は債券価値の下落を意味する。
4月の米国生産者物価指数(PPI)は前年同期比6.0%上昇し、4月の消費者物価指数(CPI)は3.8%上昇して2023年5月以来の最高値を記録した。モルガン・スタンレー所属のジム・ラキャンプ氏はCNBCに「深刻な問題だ。年初には皆が金利の引き下げを予想しており、それが強気相場の背景だった。しかし今は金利の引き上げが予想されている」と分析した。クレジットカード、住宅ローンなどの借入コストが連鎖的に上昇し、消費者の負担が増加する可能性がある。これが経済成長の鈍化につながり、株式市場にも悪影響を及ぼすという懸念がある。
BMOキャピタル・マーケッツの米国金利戦略責任者、イアン・リンゲン氏は「今後米30年債利回りが5.25%に達すれば、株式市場がさらに持続的に下落する可能性がある」と警告した。S&P500指数はこの日、前日比0.67%下落し、3営業日連続の下落になった。NASDAQ指数は0.84%、ダウ・ジョーンズ工業株価平均も0.65%下落して取引を終えた。
この日発表されたバンク・オブ・アメリカの調査によると、グローバル・ファンドマネージャーの約62%が米30年債利回りが6%まで急騰すると予想しており、4%まで下がると予想する回答者は約20%だったという。また、ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、カナダ、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オランダ、スイスの30年債利回りも、この日約12か月ぶりの最高値を記録したと報じた。
















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