地球軌道上の半分近くがスペースデブリ…時速2万7000kmで衛星を脅かす

現在、地球軌道を周回する追跡可能な物体の47%がスペースデブリ(宇宙ごみ)だと判明した。衛星打ち上げの増加に伴い、破片同士の衝突リスクも急速に高まっており、懸念が広がっている。
13日(現地時間)、アメリカの科学誌『サイエンティフィック・アメリカン』は、アメリカの工学企業アキューが先月28日に公開した「スペースデブリ報告書」を引用し、現在の地球軌道内のスペースデブリの現状と危険性を報じた。
アキューは、アメリカ宇宙軍が運営する宇宙物体追跡データベース「Space-Track.org」のデータを基に報告書を作成した。報告書によると、現在地球軌道には追跡可能な物体が3万3,269個あり、そのうち1万7,682個のみが実際の衛星だ。残りは廃棄ロケットの本体・破片・未確認物体などのスペースデブリとのことだ。スペースデブリは全追跡物体の約47%を占めている計算になる。
アキューは、問題の規模が過小評価されている可能性があると指摘した。機能を停止した衛星を含めると、制御不可能な物体の割合はさらに高くなる可能性があるという。それ以外にも、塗料の破片やロケット・宇宙船から脱落した微細な破片のように追跡すら不可能な物体が数百万個以上存在する可能性がある。
スペースデブリは1957年に人類初の人工衛星であるスプートニク1号の打ち上げ以降、持続的に蓄積されてきた。特に最近10年間で急激に増加した。2020年から2025年の間だけで、軌道上の追跡可能な物体が1万個以上増加した。
アキューは国別のスペースデブリの排出状況も分析した。中国・ロシア・アメリカが主要な排出国で、中国が最も多くのスペースデブリを排出したと集計された。全1万2,550個のうち、中国のスペースデブリは4,228個、ロシアは3,929個、アメリカは3,884個だった。
軌道上の物体はほとんどが時速2万7,000km以上の速度で移動しており、小さな破片でも衛星や宇宙ステーションに深刻な被害を与える可能性がある。実際、2024年には国際宇宙ステーションの宇宙飛行士らがロシアの衛星からのデブリにより避難を余儀なくされた。2025年にはスペースデブリによって帰還カプセルの窓が損傷し、中国の天宮宇宙ステーションの乗組員がしばらく孤立する事件も発生した。
NASA・欧州宇宙機関・宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは、スペースデブリの深刻さを認識し、低軌道デブリ除去技術の開発に取り組んでおり、民間企業もスペースデブリ除去事業に参入している。
それでもアキューは、スペースデブリを十分に除去する前までは、エンジニアが将来の宇宙船の設計初期段階からスペースデブリを考慮して開発すべきだと強調した。精密性・耐久性・素材などすべての部品は潜在的な衝突に耐えられるよう慎重に選択する必要があるという評価だ。
報告書を作成した専門家らは「スペースデブリは現代宇宙時代の重要課題」とし、「この問題をどのように解決するかが今後の宇宙探査や技術革新の方向性を決定する」と述べた。
















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