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中ロ首脳が覇権主義批判、戦略協力強化で結束確認

有馬侑之介 アクセス  

出典:EPA通信
出典:EPA通信

中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は20日、「一方的な覇権主義の逆流」を強く批判し、両国間の戦略協力強化の必要性を強調した。米国が主導する国際秩序に対抗する中ロの協調を再確認した発言だとの解釈が出ている。

中国国営の新華社などによると、習主席はこの日の午前11時、人民大会堂の東門広場で、プーチン大統領の歓迎式典に先立ち首脳会談を行ったという。習主席とプーチン大統領は中国人民解放軍の儀仗隊を閲兵した。そして21発の礼砲が発射された。歓迎式典の手順は、14日に行われた米国のドナルド・トランプ大統領に対する国賓待遇の歓迎行事と同様だった。

両首脳は歓迎式を終えた後、人民大会堂で非公開の首脳会談を開始した。習主席は冒頭の発言で「今年は中ロ戦略的協力パートナーシップの樹立30周年であり、『中ロ善隣友好協力条約』締結25周年だ」と述べ、「中国とロシアは数多くの試練と打撃の中でも、政治的な相互信頼と戦略的協力を絶えず深化させてきた」と明らかにした。そして「国際情勢が混迷を深める中でも、中ロの協力と戦略的な友好関係が持続しなければならない」と強調した。

彼は続けて「現在の国際情勢は混乱し、複雑に絡み合っており、一方的な覇権主義の逆流が横行している」と述べ、「平和を追求し、発展を図り、協力を促進することは、依然として民心が向かう方向であり、時代の大勢だ」と強調した。中ロの結束を強調する過程で、中国古典の詩文や中国の毛沢東氏が書いた詩の一節を引用することもあった。

習主席はまず清朝の詩人・鄭燮の詩「竹石」の「千磨万撃還堅勁」を挙げた。これは竹があらゆる風や圧力にも折れない姿を描写したもので、外部の試練や打撃にも揺るがない意志を意味する。また、唐の詩人・王之渙の「登鸛鵲樓」の一節「更上一層樓」も引用した。「一層高く上がる」という意味だが、原文ではより多くのものを見るためには飛躍が必要だという意味で使われた。

1963年12月に出版された『毛沢東詩詞』に登場する「乱雲飛渡仍從容」という表現も使用した。これは「混乱した雲が飛んでも、依然として冷静である」という意味で、混沌とした情勢の中でも両国が戦略的な冷静さを維持しなければならないというメッセージを含んでいると解釈される。習主席のこのような発言は、米国を直接言及していないが、米国の対中圧力と対ロ制裁を狙ったメッセージだとの見方が出ている。

プーチン大統領の今回の訪中は、トランプ大統領が最近中国を訪問した直後に行われたため、米中ロの戦略構図の中で中国のバランス外交の動きにも関心が集まった。中国は最近、米国との通商・安全保障の対立の中でも首脳外交を続ける一方、ロシアとは戦略協力を強化し、多極体制構築の必要性を引き続き強調している。

習主席とプーチン大統領はこの日の午後、「中国・ロシアの年(2026~2027)」の記念行事に出席した。プーチン大統領は中国の李強国務院総理との会談の後、習主席との晩餐会や茶談に出席し、その後帰国する予定だ。

有馬侑之介
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