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「合意は近い」発言の裏で…トランプ氏がイランに求める“譲れない条件”

太恵須三郷 アクセス  

トランプ氏「良い合意に近づいている」…イランに非核化とホルムズ海峡の即時開放を要求

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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ドナルド・トランプ米大統領は、イランが周辺国への攻撃に踏み切った際、自身も驚いたと振り返った。また、イランとの交渉を急ぐ考えはないとしたうえで、自らが望む条件を引き出せるとの認識を示した。

トランプ氏は、30日(現地時間)に放送されたFOXニュースのインタビューで、イランがカタールやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)など周辺国を攻撃したことについて、「我々は驚いた。私も驚いた」と語った。2月28日にイランに対する「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」を開始した後も、イランが周辺国への攻撃に踏み切るとは予想していなかったとの趣旨とみられる。

さらに、「実際のところ、私はその状況を前向きに受け止めていた」と述べ、その理由について「それらの国々が米国側に立ったからだ」と説明した。

次男の妻であるララ・トランプ氏とのインタビューでは、イランとの交渉をめぐり相反するメッセージを発した。「イランとの非常に良い合意に近づいている」と主張する一方で、「良い合意を引き出せなければ、『戦争省』と呼ばれる省を動かすことになる」と強調した。

トランプ氏は「イランは当初、『核兵器を開発しない』としていた」と述べたうえで、「私が『では、核兵器を取得した場合はどうなるのか』と尋ねたところ、現在の文言には『核兵器を開発せず、いかなる方法によっても軍事目的の核関連兵器を取得しない』と書かれている。これは大きな違いだ」と主張した。

イランとの合意案には、核兵器を開発しないことに加え、今後、核関連兵器を取得しないとの内容も盛り込まれていることを示唆した発言といえる。

その上で、「我々は望むものを着実に手にしつつある」と述べ、「相手は非常に手ごわい交渉相手であり、時間がかかる」と説明した。さらに、「私は急いでいない。急げば良い合意をまとめることはできない」とし、「時間はかかっているが、確実に望む結果に近づいていると思う」と強調した。

また、「私は交渉で決着をつける道を選びたい。合意に署名すれば海峡を開放できるからだ」と語った。一方で、「我々が望むものを得られなければ、別の方法で決着をつけることになる」と警告した。

これに関連し、米紙 ニューヨーク・タイムズ(NYT)は複数の当局者の話として、トランプ氏がイランとの覚書(MOU)を承認せず、より厳しい条件を盛り込んだ修正版を改めてイラン側に提示したと報じた。

修正内容の詳細は明らかになっていないが、当局者らによると、トランプ氏はイランの凍結資産の解除措置を含む暫定合意案に懸念を示していたという。また、イラン側が米国の提案への回答に時間をかけ過ぎているとして、不満を表明していたとも伝えられている。

イランへの再攻撃の時期と中間選挙との関係について問われたトランプ氏は、米国では2年ごとに選挙が行われることに触れ、「実際に活用できる時間は非常に短い」と述べた。中間選挙直後にイランへの攻撃に踏み切ることは可能かもしれないが、その2年後には大統領選挙が控えており、それまでに戦争が終結する保証はないとの認識を示した。

トランプ氏は「私はそうした選挙日程を考慮せず、正しいことをすべきだと考えている」と強調した。また、イランに求める条件として、ホルムズ海峡の即時開放と自由航行の確保に加え、核兵器の保有を認めないことを改めて挙げた。

太恵須三郷
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