
ロシアがウクライナの防空網を回避するため、最高時速500kmに達する新型ジェット推進攻撃ドローンの投入を準備しているとの見方が出てきた。
3日(現地時間)、RBCウクライナなど現地メディアは、ウクライナ国防相顧問のセルヒー・“フラッシュ”・ベスクレストノフ氏が、テレビ番組で「ロシア軍が新型ジェット推進ドローン、ゲラン4(Geran-4)を使ってウクライナを攻撃しようとしている」と明らかにしたと報じた。
言及されたドローンは、ロシアがウクライナのドローン迎撃能力に対抗するために開発したジェットエンジン搭載の自爆攻撃ドローンだ。従来のプロペラ式ドローンであるイラン製シャヘド-136をベースにしたドローン、ゲラン2よりもはるかに高速で機動性が高いのが特徴だ。
ベスクレストノフ顧問は「ロシアはすでに現在、最高時速300kmのジェット推進ドローン、ゲラン3を運用している」とし、「ウクライナ軍がこれらの標的に効果的に対応している」と説明した。
さらに「ただしロシアは今後、より高速のゲラン4を投入すると予想される。この機種の速度は時速400~500kmに達する可能性がある」とし、「ロシアはより高速のドローンを投入してウクライナの迎撃をさらに困難にしようとしているようだ」と付け加えた。
RBCウクライナは「ロシアはシャヘド型攻撃ドローンの生産も大幅に増やしている」としつつも、「いわゆる国産化物量の相当部分は中国製部品に依存しているとの指摘も出ている」と伝えた。
追い詰められたプーチン大統領…「ウクライナに有利な戦況に変化」
最近、ロシアは深刻な兵力不足問題と経済難などで不利な戦況が続いているとの分析が出ている。
3日にウクライナを電撃訪問したNATOのマルク・ルッテ事務総長は「ウクライナが引き続き強靭に耐え、革新を成し遂げ、戦場で成果を上げているため、ロシアはますます窮地に追い込まれている」と述べた。
続けて「残念ながらロシアは止まる兆しを見せていない」とし、「最近の首都キーウとウクライナ全土に対する攻撃が、これを明確に示している」と付け加えた。
ルッテ事務総長の今回の訪問は、ロシア・ウクライナ戦争開戦4周年を前に、2月初めにキーウを訪問して以来4か月ぶりとなる。
ロシアは前日、キーウとドニプロなどをミサイルとドローンで攻撃し、ウクライナで23人が死亡した。ウクライナはこの日未明、「ロシア版ダボス会議」と呼ばれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラムの開幕を前に、現地の石油輸出ターミナルなどを空襲した。
ウクライナ軍第3軍団司令官のアンドリー・ビレツキー氏は先月27日、ロイター通信に「ロシア軍の進撃速度が鈍化しており、重要な転換点に達した」とし、「今後6~9か月が戦争の分水嶺になるだろう」と述べた。
トランプ大統領、習近平国家主席に「ウクライナ終戦を助けてくれ」と要請
2月28日に勃発した米国・イラン戦争により国際社会の関心がウクライナ戦争から遠のく中、ドナルド・トランプ米大統領は中国の習近平国家主席にウクライナ戦争終結のための協力を求めたとされる。
2日、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は複数の関係者を引用し、「トランプ大統領が先月の首脳会談で習主席にウクライナ戦争を終結させるため影響力を行使してほしいと促した」とし、「現在ウクライナ戦争の和平交渉が行き詰まっており、ウラジーミル・プーチン露大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との交渉に応じるよう説得してほしいと要請した」と伝えた。
ロシアとウクライナ間の終戦交渉は昨年7月トルコで行われた後、事実上決裂した。トランプ大統領はその後、ゼレンスキー大統領を狙って終戦案を受け入れるよう公開圧力をかけてきた。















コメント0