トランプ大統領、イランへの特殊部隊投入断念…「カーター元大統領の二の舞は避けたい」

ドナルド・トランプ米大統領がイランの高濃縮ウラン備蓄を確保するため米軍特殊部隊を投入する案を検討していたことが明らかになった。しかし、リスクが大きすぎると判断し最終的に計画を見送ったという。過去にジミー・カーター元米大統領がイランでの人質救出作戦の失敗で大きな政治的打撃を受けた事例も念頭にあったと明かした。
4日(現地時間)フォックス・ニュースなどによると、トランプ大統領はホワイトハウスの執務室で記者団に対し「私はカーター元大統領のようにはなりたくなかった。そのような状況に陥りたくなかった」と語ったという。イラン国内の高濃縮ウランを回収する軍事作戦の検討経緯を説明する中での発言だった。
トランプ大統領は当初、特殊部隊投入の可能性を検討したものの、実際に作戦を遂行するには大規模な航空輸送や装備支援に加え、長期間の現地展開が必要との結論に至ったと説明した。
「短期間で潜入し任務を終えて撤収するような作戦ではなかった。少なくとも数週間は現地にとどまらなければならない複雑な任務だった」と述べたうえで「作戦の過程で米軍の動きが露見したり、衝突が拡大したりするリスクが大きいと判断し、計画を取りやめた」と明らかにした。
トランプ大統領が言及したのは、1980年にカーター政権が実施したイーグル・クロー作戦だ。
当時、イラン革命勢力がテヘランの米大使館を占拠し、米国人52人を人質として拘束したことを受け、米国は精鋭特殊部隊デルタフォースを投入して救出を試みた。しかし、砂嵐や機材トラブルなど予期せぬ事態が重なり、作戦は中止に追い込まれた。撤収中にはヘリコプターと輸送機が衝突し、米軍8人が死亡した。
この作戦失敗はカーター元大統領が再選を逃した要因の一つとされている。















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