ウクライナ、1,000キロ先の露海軍基地を再び攻撃…プーチン政権への圧力強化

ウクライナが国境から約1,000km離れたロシア第2の都市サンクトペテルブルク西方のクロンシュタット海軍基地を攻撃し、ロシアへの圧力を強めている。
6日(現地時間)ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「X(旧ツイッター)」への投稿で「ウクライナのドローンがサンクトペテルブルク地域にある敵海軍の兵器庫とクロンシュタット基地を攻撃した」と明らかにした。また「約500km離れたクラスノダール地域の石油貯蔵施設も攻撃した」と説明した。
続けて「今こそこの戦争を終わらせるべきだが、ロシアの支配者は戦いを続けようとしている。だからこそ対ロシア制裁は効果を発揮している」と強調した。ゼレンスキー大統領はウクライナ軍の攻撃で炎上するロシアの各施設を映した映像も公開した。
報道によると、ロシア版ダボス会議とも呼ばれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の開催期間中、サンクトペテルブルク近郊で黒煙が上がったという。ロシア当局は今回の攻撃によりインフラ施設が損傷し負傷者も出たものの、死者は確認されていないとしている。サンクトペテルブルクのアレクサンドル・ベグロフ市長は2022年のウクライナ侵攻開始以降初めて、市民に屋内避難命令を出した。

ウクライナ、SPIEF開催に合わせ攻撃
ウクライナは今週だけでも2度にわたりクロンシュタット海軍基地を攻撃し、ウラジーミル・プーチン露大統領を揺さぶっている。
4日、ウクライナはクロンシュタット海軍基地に停泊していたロシア艦艇2隻を同時に攻撃した。このうち、ロシア・バルト艦隊の最新鋭ステルス誘導ミサイルフリゲート艦ボイキーはドローンの直撃を受け、大規模な火災が発生したと伝えられている。
ウクライナがクロンシュタット海軍基地への攻撃を繰り返す背景には、ロシア・バルト艦隊の作戦能力を低下させるとともに、プーチン政権の戦争遂行能力や政治的威信に打撃を与える狙いがあるとみられる。
大きな被害を受けたとされるボイキー艦は、西側諸国の制裁を回避して石油を輸送する、いわゆる「影の船団(シャドーフリート)」を護衛する中核戦力の一つとされる。また、サンクトペテルブルクとクロンシュタットはプーチン大統領の政治的故郷であり、ロシア海軍の心臓部でもある。

プーチン大統領、ゼレンスキー大統領の直接会談提案を拒否
先にゼレンスキー大統領はプーチン大統領へ公開書簡を送り、戦争終結に向けた直接会談を提案していた。
しかし、プーチン大統領は「書簡には無礼な内容が含まれている」と反発し、ロシア側の目標を満たす最終合意が成立するまでは首脳会談に「意味はない」として提案を退けた。
報道によると、プーチン大統領が問題視した内容は、ゼレンスキー大統領が書簡の中でプーチン大統領の高齢化に言及したほか、ロシアは北朝鮮や中国の支援なしには立ち行かない弱体化した国家になったと指摘した部分だという。













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