
2026年4月の経常収支は3兆9,078億円の黒字となった。8日、日本経済新聞や時事通信などが報じた。
各メディアは財務省が同日発表した国際収支統計(速報)を引用し、海外との商品・サービス取引や投資の状況を総合的に示す経常収支の黒字額が、前年同月比1兆5,378億円増の3兆9,078億円となり、64.9%増加したと伝えた。貿易収支の黒字転換が大きく寄与した。
黒字額の拡大は15カ月連続で、市場予想の中央値である3兆1,367億円をやや上回った。
経常収支は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支、海外投資による利子や配当を示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成される。
4月の貿易収支は3,957億円の黒字となり、前年同月は7億円の赤字だった。
また、輸出額は前年同月比1兆2,364億円(13.9%)増の10兆1,081億円となった。アジア向けの半導体をはじめとする電子部品の輸出増加が寄与した。
輸入額に関しては前年同月比8,399億円(9.5%)増の9兆7,124億円だった。中東情勢の緊迫化に伴う原油やナフサ価格の上昇が影響した。
一方、旅行収支を含むサービス収支は4,160億円の赤字だった。赤字額は3,099億円縮小し、42.7%減となった。
日本の製薬会社が特許権を海外へ譲渡したことなどを背景に、研究開発サービスの受取額が増加したのだ。
サービス収支のうち旅行収支は5,465億円の黒字だった。黒字額は前年同月の7,309億円から1,844億円(25.2%)減少した。4月のインバウンド(訪日外国人)は369万2,200人となり、前年同月比5.5%減少した。中国や欧州からの訪日客が減少した。
貿易・サービス収支は203億円の赤字だった。赤字額は前年同月比7,064億円縮小した。
海外投資に伴う利子や配当を示す第1次所得収支は、前年同月比5,602億円増の4兆2,100億円の黒字となった。直接投資収益は2兆3,081億円の黒字で、18.5%増加した。金融機関による海外投資からの配当金の増加が寄与した。
第2次所得収支は2,818億円の赤字となり、前年同月と比べて赤字額は2,712億円減少した。
4月の円相場は対ドルで前年同月比10.3%下落し、対ユーロでも15.0%下落した。















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