
アメリカとイランはホルムズ海峡で米軍攻撃用ヘリコプター撃墜事件を発端に報復と再報復の攻撃を交わし、武力衝突を再開した。4月初めからかろうじて続いていた両国の停戦局面と終戦交渉は重大な岐路に立たされている。
アメリカ中央軍はドナルド・トランプ米大統領の指示に基づき、米東部時間9日午後5時、イランに対する自衛的な軍事行動を実施した。今回の軍事作戦は前夜、ホルムズ海峡上空をパトロールしていたアメリカ陸軍の主力攻撃ヘリコプターAH-64アパッチがイランの自爆ドローン、シャヘドの攻撃を受けて墜落したことに対する比例的な報復措置だ。
当時、ヘリコプターから脱出した操縦士2名は米海軍第59任務部隊が運用する人工知能(AI)搭載無人水上ドローン「Corsair」によって無事に救助された。
トランプ大統領はこの日、ソーシャルメディアでヘリコプター撃墜を公表し、避けられない報復措置を予告した。彼は空爆開始時点に行われたメディアインタビューで「力強い報復を指示した」と強調しつつ、「現在両国が維持している停戦状態が今後も続くことを望む」とし、破局は望まないという意向を示した。二日後に開幕する北中米ワールドカップを前に、事態が全面戦争に発展することはアメリカ政府にとっても大きな負担となると考えられる。
しかし、イランが米軍の空爆に即座に反撃を行い、緊張感は最高度に達している。イスラム革命防衛隊(IRGC)は米軍の報復空爆を受け、地域内のアメリカの標的に向けてミサイルとドローンを発射したと発表した。現地メディアによると、シリク、バンダルアッバースなどホルムズ海峡近くのイラン南部沿岸都市各地で連続して爆発音が聞こえた。
イランのアッバス・アラグチ外相はソーシャルメディアを通じて「アメリカが戦場で敗北したにもかかわらず、我々の決意を試している」とし、「いかなる攻撃も必ず報復する」と警告した。続けてアメリカに対し、「安全を望むなら我々の地域から去れ」と述べ、ペルシア湾の歴史に残る外部勢力の悲惨な末路を引き合いに出した。

















コメント0