米国とイランが再び攻撃の応酬
オマーンが自国沿岸を通る代替航路を公表
アラグチ外相「いかなる試みも容認しない」

イランのアッバス・アラグチ外相は28日(現地時間)、ホルムズ海峡でイランが定めた航路を迂回しようとする船舶について「中東地域の緊張を高める」と警告した。米軍とイラン軍が再び攻撃を応酬する中での発言となった。
28日(現地時間)サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、アラグチ外相は「イランが進めている措置とは異なる新たな、あるいは別個の取り決めを導入しようとするいかなる試みも事態をさらに複雑化させ、ホルムズ海峡の正常化を遅らせるだけでなく、地域の緊張を一層高めることになる」と述べたという。
イランはオマーンが先週、自国沿岸を通る代替航路を発表したことに反発した。オマーン側はこの航路は国際海事機関(IMO)と協議した上で設定したとしている。
イランは引き続き、ホルムズ海峡の航行管理権を主張している。ホルムズ海峡は平時には世界の石油と液化天然ガス(LNG)の約5分の1が通過する重要な海上交通路だ。海峡はイランとオマーンの領海で構成されるが、国際慣習法では両国が航行を妨げたり通行料を徴収したりすることは認められていない。
それにもかかわらず、イランは戦争中にほとんどの船舶の通航を制限し、大きな経済的影響力を手にした。こうしたイランの航行管理を巡って米国との衝突も繰り返されている。米中央軍は「イランによる商船への継続的な攻撃」を理由にイランの軍事目標10カ所を攻撃したと発表した。これに対しイランはクウェートとバーレーンにある米軍基地を報復攻撃したとしている。
現在、イランはホルムズ海峡を航行する船舶に対し、自国沿岸に近い航路を通るよう要求している。しかし今週、数十隻の船舶が対岸のオマーン沿岸に沿って航行した。公表された了解覚書(MOU)には、イランがオマーンや他の湾岸諸国との協議を通じて国際法に「適合する形」で海峡の今後の管理方法を決定すると明記されている。
一方、イラン・イスラム革命防衛隊は海峡の航行を管理するための措置を講じており、これに違反する船舶には従来よりも厳しい対応を取ると表明した。イランの最高指導者顧問、モハンマド・モフベル氏も「X(旧ツイッター)」への投稿で「イランがホルムズ海峡を管理する限り、米国の地域覇権という野望が実現することはない」と主張した。

















コメント0