中国・王毅外相、デンマークで「中国とEUは敵ではなくパートナー」と強調

欧州連合(EU)との貿易摩擦が続く中、北欧を訪問中の中国の外交トップが中国とEUは敵対する関係ではなくパートナーであることを改めて強調した。
中国外務省によると、中国の王毅外相は2日(現地時間)、デンマーク・コペンハーゲンでデンマークのラース・ロッケ・ラスムセン外相と会談し、このような認識を示した。
王外相は「現在の国際情勢は混乱に満ちている」とし「中国とデンマークはあらゆる一方主義や威圧的な行為に反対し、国際社会が弱肉強食の世界へ後退することを許してはならない」と述べた。
さらに「中国とEUは敵ではなくパートナーであり、協力こそが中国・EU関係の基本であり、主要な方向性であるべきだ」と強調し、デンマークが中国・EU関係の発展に向けて積極的な役割を果たすよう求めた。
また、中国はデンマークにとってアジア最大の貿易相手国であるとし、環境分野での協力や科学技術・研究開発、環境配慮型海運、保健・医療など幅広い分野で協力を一層深めたいとの考えを示した。
王外相はさらに「中国はデンマークが『一つの中国』原則を堅持していることを高く評価している」とした上で「中国はデンマークの国家主権と領土保全を支持しており、これは国連憲章と国際関係の基本原則にも合致する」と強調した。
これに対し、ラスムセン外相は「デンマークは新中国を最初に認めた西側諸国の一つだ」と述べ「デンマークは一貫して『一つの中国』政策を堅持しており、デンマーク議会もこの政策を支持する決議を採択している」と語ったと中国外務省は伝えた。
また、ラスムセン外相は「現在の国際情勢は不確実性に満ちており、デンマークは中国が果たす大国としての役割を重視している」と述べ「国連などの枠組みを基盤に中国との対話と連携を強化し、多国間主義と自由貿易を守りながら、様々なグローバル規模の課題に対応していく考えだ」と表明した。さらに、EUと中国の対話・協力を促進するため、デンマークとして積極的な役割を果たす意向も示した。
中国外務省によると、双方は国際・地域情勢を含む共通の関心事項についても意見交換を行ったとのことだ。
王外相は2日から8日までデンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーの北欧4カ国を歴訪する。中国の外相がデンマークを訪問するのは15年ぶりで、デンマークで新政権が発足して以来、両国の高官による初の対面会談となる。













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