資本財輸入が過去最大に…4〜6月期成長率の重荷に

AI関連投資の拡大に伴う資本財の輸入増加と輸出減少が重なり、米国の5月の貿易赤字は前月比で42.2%増となった。
7日(現地時間)、米商務省経済分析局(BEA)と国勢調査局によると、5月の財・サービスの貿易赤字は776億ドル(約12兆6,000億円)だった。4月の修正値546億ドル(約8兆9,000億円)から230億ドル(約3兆7,400億円)増加した。
5月の輸入は前月比3.3%増の3,953億ドル(約64兆2,300億円)、輸出は3.2%減の3,177億ドル(約51兆6,200億円)だった。特に企業によるAI関連投資の拡大を背景に、資本財の輸入は1,280億ドル(約20兆8,000億円)と過去最高を記録した。半導体輸入もデータセンター投資の拡大を受けて大幅に増加し、自動車および自動車部品の輸入も増えた。一方、中東情勢の緊迫化を背景に原油輸出は増加したものの、全体の輸出減少を補うには至らなかった。
最近の米国の関税政策の変更や企業による前倒しの輸入拡大が、貿易動向の変動を大きくしている。先週、トランプ政権がUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)について現行形での延長を拒否し、年次見直し手続きに入ったことも、北米のサプライチェーンを巡る不確実性を高める要因とみられている。













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