20.9 C
Tokyo
2024年10月26日土曜日
ホームニュース「服装に対する性差別」英国・新任副首相のファッションが話題に!女性高官に対する性差別だと批判が殺到

「服装に対する性差別」英国・新任副首相のファッションが話題に!女性高官に対する性差別だと批判が殺到

引用=聯合ニュース

英キア・スターマー新首相のヴィクトリア・スターマー夫人と、アンジェラ・レイナー(44)副首相が、立て続けに同じブランドの服を着て登場し話題になっている中、ファーストレディや女性政治家の服装に対する過度の関心が性差別的だという批判が出ている。

副首相とファーストレディが同じファッション…「どこの服だろう」という関心が爆発

英日刊紙のテレグラフによると、レイナー副首相は最近3日連続で英国の女性服ブランド「ME+EM(ミーム)」の服を着て登場した。新たにファーストレディとなったヴィクトリア夫人も、選挙が行われた4日、このブランドの赤いワンピースを着用し支持者の前に立った。

翌日の内閣会議にもレイナー副首相はこのブランドの赤いドレスを着て出席した。

新副首相と新ファーストレディが立て続けに公の場で同じブランドの服を選んだことで、同ブランドに対する世間の注目が集まった。

ブランドの代表によると、ヴィクトリア夫人が選挙の夜に着た赤いドレスの販売ページのアクセス数は、その日以降3倍以上増え、それ以外にも二人が着用した服の販売ページのアクセス数が最近増え続けているとのことだ。

レイナー副首相がスターマー新首相の就任演説で着たミントグリーンのスーツは550ポンド(約11万4000円)、翌日に着たオレンジ色のドレスは227ポンド(約4万7000円)だ。

レイナー副首相は経済的に困難な家庭に生まれ、16歳で出産し学業を辞めるなど苦労の青年期を送り、政府内閣の二番手にまで上り詰めた人物で、選挙直後の5日、新内閣が発表された際から注目を集めていた。

これについて一部の保守的な評論家やネットユーザーの間では、レイナー副首相が着ていた服の価格が労働党の人物が着るには高すぎるのではないかという指摘とともに、「服が似合っていない」などの直接的な批判も出た。

英大衆紙のザ・サンによると、元モデルのレイラニ・ダウディング氏は自身のX(旧・ツイッター)に「これは550ポンド(約11万4000円)の無駄遣いだ」と投稿し、テレビ局GBニュースの評論家はレイナー副首相が労働階級を代表するとしながら、バングラデシュ製ではないきれいな服を着るのかという批判のような投稿をし、その後削除した。

「明らかな性差別… 女性に自分が着たい服を着させろ」

英国のメディアは、これらが全て「明らかな性差別だ」と批判した。

ザ・サンはオピニオン欄でレイナー副首相の服装に対する反応を紹介し、「政界では(レイナー副首相が着た)このミントグリーンのスーツよりも大きな騒動が起きている」とし、「この女性に自分が着たい服を着させろ。そして、自分の仕事をさせろ」と批判した。

日刊ガーディアンのコラムニスト、ジョイ・ウィリアムス氏は8日に書いた「アンジェラ・レイナーのスーツとヴィクトリア・スターマー夫人の秘密の力:なぜ突然性差別主義の匂いがするのか」というタイトルのコラムで、男性政治家たちとは異なり、「選ばれた公職に就いた人が女性であり、何の服を着たのかということだけで大問題になるのはおかしい」と批判した。

そして、「今回の内閣高官には女性が11人任命されたため、いつか全世界が彼女たちの存在、彼女たちがそれぞれの議題を持っていて、服はただ毎日着るだけのものだという事実に慣れる日が来るだろう」と皮肉を話した。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください