トランプ前大統領、銃撃事件後初の共和党大会にガーゼ姿で登場し健在をアピール

ドナルド・トランプ前米大統領が右耳にガーゼをあてたまま共和党大会に出席した。トランプ前大統領は16日（以下、日本時間）米ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイザーフォーラムで開催された共和党大会に登場し、健在ぶりをアピールした。

彼は14日、ペンシルバニア州バトラーでの選挙演説中に銃撃を受けた。銃弾がトランプ前大統領の右耳をかすめ致命傷を免れたが、当時の現場では1人が死亡し、2人が負傷している。トランプ前大統領に銃を撃った容疑者は現場で射殺された。

トランプ前大統領は事件後2日ぶりに再び支持者の前に立った。米CNNは「トランプ前大統領はカントリー歌手リー・グリーンウッドが歌った『神よ、アメリカを祝福してください（God Bless the U.S.A）』の曲が流れる中、登場した」とし、「共和党の代議員と観客たちは立ち上がって歓声を上げた」と現場の雰囲気を伝えた。

トランプ前大統領は息子のドナルド・ジュニアと握手を交わしながら入場し、支持者に向かって拳を振ったり、手を振ったりして応えた。観客たちは「我々はトランプを望む」、「USA, USA」と叫んだ。

トランプ前大統領は同日、副大統領候補に指名されたJ. D. バンス上院議員の隣に立ち、「ありがとう」と支持者からの歓声に応じた。彼は現地時間の午前に開催された大会には出席しなかったが、午後のスケジュールには予定通り参加した。