ドナルド・トランプ米大統領が戦略的備蓄に言及したことを受け、一時9万ドル（約1,343万円）台を回復していたビットコインが関税問題などの不確実性拡大により、わずか1日で8%以上の急落を記録した。アルトコインはさらに大きな変動を見せ、XRP（旧リップル）は17%以上下落した。
4日、世界的な仮想通貨情報プラットフォーム「コインマーケットキャップ」によると、午前8時33分時点でビットコインの価格は8万6,313ドル（約1,288万円）で、24時間で8.37%の急落となった。ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインはさらに顕著な下落傾向を示した。時価総額上位4つのアルトコインの価格はイーサリアムが2,153ドル（約32万円）で14.43%減、XRPが2.41ドル（約359円）で17.38%減、BNBが577ドル（約8万6,000円）で7.42%減、ソラナが144ドル（約2万1,484円）で18.92%減となっている。
この急落の原因は3日（現地時間）にトランプ大統領がカナダとメキシコに対する関税を4日から課すと発表したことなどを受け、貿易戦争の激化懸念から市場の不確実性が高まったためだと考えられる。
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