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2025年07月11日金曜日
ホームニュース【帝国崩壊寸前】イーロン・マスクの過激路線がヤカリーノ辞任とテスラ急失速で追い詰められ市場が動揺している

【帝国崩壊寸前】イーロン・マスクの過激路線がヤカリーノ辞任とテスラ急失速で追い詰められ市場が動揺している

引用:YouTube
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イーロン・マスク帝国が揺らいでいる。テスラの売上急減、AIチャットボットを巡る炎上に続き、X(旧ツイッター)CEOリンダ・ヤカリーノが突然辞任を表明し、社内に不穏な空気が広がっている。

9日(現地時間)、ロイター通信などによると、マスクが所有するソーシャルメディア企業XのヤカリーノCEOが辞任を発表し、市場と業界に衝撃を与えた。

広告業界の重鎮ヤカリーノは辞任理由や時期を明かさず、マスクは「あなたの貢献に感謝する」と短くコメント。業界関係者は、この一件がマスクの巨大ビジネス帝国にさらなる混乱を招いていると分析している。

ヤカリーノの辞任は1週間以上前から計画されていたとされる。2023年5月に就任して以来、彼女はマスクを支えつつ広告主離反の危機に対処してきたが、過激なコンテンツとマスクの評判が重荷となった。

イマーケター上級アナリストのジャスミン・エンバーグは「ヤカリーノは運営と危機対応を同時にこなした」と評価し、「Xの広告事業は2025年に成長が見込まれる」と分析した。

一方、テスラは第1四半期純利益が前年同期比71%減の4億900万ドルに落ち込み、営業利益率も2.1%へ急低下。ドナルド・トランプ前大統領との対立や景気減速も逆風になっている。

引用:depositphotos
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さらに、xAIのチャットボット「グロック」がユダヤ人差別やアドルフ・ヒトラー賛美投稿を表示し、コンテンツ管理体制への批判が噴出。問題投稿は批判を受けて削除された。

マスクは最近「アメリカ党」創設を宣言し、政治的リスクも浮上。発表直後の7日、テスラ株は6.8%急落し、投資家の不安が拡大した。

テスラ強気派として知られるウェドブッシュ証券のダン・アイブスでさえ「新党宣言は最悪のタイミング」と指摘し、マスク帝国の先行きに懸念を示した。

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