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「昨日の敵が今日の友」?トランプ氏とシリアが「資源協定」で急接近!制裁解除の陰で結ばれた「密約」とは

望月博樹 アクセス  

引用:instagram@plantsmachineryequipment
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ドナルド・トランプ米大統領は「永遠の敵はいないと信じている」と述べ、シリアに対する制裁を解除し、イランには交渉を迫った。株価と物価に自信を深めたトランプ大統領は、ジェローム・パウエル米連邦準備制度議長を名指しし、再び金利引き下げを要求した。

中東歴訪中のトランプ大統領は13日(現地時間)、サウジアラビアの首都リヤドで開かれた投資フォーラムで演説し、「シリアに発展の機会を与えるため、全ての制裁を解除する」と明言した。トランプ大統領は14日、サウジアラビアでシリアのアフマド・アル・シャラア暫定大統領とも会談する予定だ。米国とシリアの首脳会談は2000年以来で、25年ぶりとなる。トランプ大統領は「今週末にマルコ・ルビオ国務長官がトルコでシリア外相と会談する予定だ」と予告した。

米国は1979年にシリアをテロ支援国家に指定して以来、制裁を科してきた。シリア内戦が行われた2012年には国交を断絶し、大使館も閉鎖した。しかし、昨年末にアサド独裁政権が崩壊し、政権を握ったアル・シャラア暫定大統領が経済再建のために米国に協力を求めたことを受け、トランプ大統領も制裁解除のカードを切った。英紙タイムズは、アル・シャラア暫定大統領が天然資源開発に関する「鉱物協定」をトランプ大統領に提案したと報じ、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)も「シリアが米国の石油及びガス企業のシリアでの事業を許可する意向を示している」と伝えた。

トランプ大統領は大統領選挙で自身の登場の際に使用した「God Bless the USA(神よ、アメリカに祝福を)」の曲に合わせて登壇し、イランについて「永遠の敵はいないと信じている」と述べた。そして「イランとの交渉を望んでいるが、イランが『オリーブの枝(和平の提案)』を拒否し、近隣国への攻撃を続けるなら、我々は最大限の圧力をかけ、イランの原油輸出をゼロにせざるを得ない」と断言した。また「イランは核兵器を保有できない」とし、「我々には待つ時間があまりない」と強硬姿勢と柔軟姿勢の両面戦略を展開した。

一方、この日トランプ大統領はトゥルース・ソーシャルに「インフレは存在しない」と投稿し、「Too Late Powell(遅すぎるのパウエル)にとって何が問題なのか。連邦準備制度は金利を引き下げるべきだ」と記した。同日、米労働省が発表した4月の物価上昇率が2.3%(前年同期比)と4年ぶりの最低水準を記録したことを受け、再び圧力をかけたものとされる。

望月博樹
editor@kangnamtimes.com

コメント1

300

コメント1

  • 後藤 克広

    物価上昇率が低いなら金利は下げるべきではないのかな?トランプ関税にはあまり賛成はしないが金利政策には一理あると思う。

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