メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

深さ5000mへ消えた「車3000台搭載」超大型船…リチウム電池と1880トン燃料の行方は?

荒巻俊 アクセス  

3千台の車両を積んで「ドカン!」…深さ5,000mの海底へ

25日(現地時間)、英国船社ゾディアック・マリタイムが運航するリベリア船籍の貨物船「モーニング・マイダス」号がアラスカ・アダック島南西約480km沖で沈没した。今月3日に船内で火災が発生して以降、米沿岸警備隊と曳船が消火と曳航を試みたものの、炎と荒天、浸水が重なり、23日に水深5000mの海底へ姿を消した。乗組員22人は全員救助されている。

引用:ゾディアック・マリタイム
引用:ゾディアック・マリタイム

電気自動車70台、燃料1,880トン…海洋汚染の危機

船には計3048台の車両が積まれ、そのうち70台が電気自動車、681台がハイブリッド車だった。加えて船舶用低硫黄燃料油1530トンと軽油350トンも搭載されていた。リチウムイオン電池は発熱や爆発リスクが高く、海底での化学反応による生態系被害への懸念が強まっている。

米沿岸警備隊は「現時点で油膜など汚染兆候は確認していない」としつつ、船社と協力して衛星・航空監視を継続中だ。事故海域にはオイルフェンスや回収装置を備えた専門船2隻が待機し、万一の流出に備えている。

モーニング・マイダス号は中国を出港し、メキシコ・ラサロカルデナス港へ向かう途中だった。船社は「火災に加え悪天候と浸水が重なり、船を守り切れなかった」とコメントし、関係当局と原因調査に入った。深度5000mの海底という回収困難な環境下で、沈没船に残る燃料が将来的に漏出するリスクも指摘されている。

自動車運搬船や巨大貨物船での火災・沈没は近年増加傾向にある。EVやハイブリッド車が持つ高エネルギー密度のバッテリー、船内に積まれた大量燃料が火勢を拡大する要因とされる。専門家は「リチウムイオン電池は水と反応して水素を放出し、発火源になる」と警告し、国際海事機関(IMO)も安全基準見直しを迫られている。

水深5000mは太陽光が届かず水温も0℃近い環境だ。沈没船は短期的な油流出だけでなく、長期的には金属腐食や有害物質溶出を引き起こし得る。環境団体は「モーニング・マイダス号のような大型船が海底で崩壊すれば、化学物質やプラスチック繊維が何十年も海中に拡散する」と指摘している。

米沿岸警備隊は「沈没位置を正確に把握し、海洋観測機器を投入して継続監視する」とし、事故原因と環境影響の両面で調査を続ける方針だ。

荒巻俊
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント1

300

コメント1

  • リチウムイオンとか、水素ニッケルとか 皆成分調べたことないのかな? 「燃えるときがあるということですね」とか 躊躇に構えてるとしか思えません もうすでに携帯電話とかで燃え上がる事故とかが 起こっているというのに!? 今更という感じです。 成分・調べてみると、ダイナマイトと紙一重です 割合が少し違うだけで、ただ爆発させるか 電気を蓄えられるかの違いになるということです。 熱源の近くにいれば成分バランスが崩れ より発火着火しやすくなりますし お酒と同じで、精製が悪ければ悪酔いするのと似たような原理で 精製が悪ければ、環境変化で悪い部分も出てくるということです 化学結晶なので、安定するか、不安定になるかで 文化的に生活用品になるか、単なる爆弾になるかの差です。 出た当時にすぐに調べて知ってますけど、知らない方が普通なんですね なんかおっかねーなそれも。

[トレンド] ランキング

  • 【FIFA大炎上】W杯チケット前大会の5倍・100万円…「庶民裏切り」が現実に
  • 【中国人ジェスチャー】「10回考える」前に投稿した結果がこれ…ミス・フィンランド、即終了
  • 亡き母の霊を慰めた結果…中国で息子も同じウイルス感染
  • 「飢えた飼い犬が2歳女児を殺害」...米で起きた最悪の家庭内悲劇!両親に“第1級殺人”容疑
  • 「ここまでしないと服も買えないのか」中国で拡散する女性の“土下座動画”が突きつけた現実
  • 「母に監視されている」と信じ殺害、妄想に同調したAIチャットの影

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 【映画が現実に】巨匠ロブ・ライナー監督夫妻、次男に刺殺される!“薬物依存”の苦悩が悲劇に
  • 「銃撃犯を素手で制圧!」銃を奪った英雄は警官ではなく、果物売る“ムスリム市民”
  • 【火に油】ミス・フィンランド、“つり目投稿”で王冠剥奪→政治家たちが同ポーズ拡散で自爆炎上!
  • 「お父さん、私を売らないで!」手放されると悟った犬、最後の“涙の懇願”が男の決断を変えた

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 【映画が現実に】巨匠ロブ・ライナー監督夫妻、次男に刺殺される!“薬物依存”の苦悩が悲劇に
  • 「銃撃犯を素手で制圧!」銃を奪った英雄は警官ではなく、果物売る“ムスリム市民”
  • 【火に油】ミス・フィンランド、“つり目投稿”で王冠剥奪→政治家たちが同ポーズ拡散で自爆炎上!
  • 「お父さん、私を売らないで!」手放されると悟った犬、最後の“涙の懇願”が男の決断を変えた

おすすめニュース

  • 1
    「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた

    フォトニュース 

  • 2
    テスラモデル3、崖下にそのまま落とした!極限状況でどこまで耐えられるのか

    フォトニュース 

  • 3
    「韓国潜水艦、バルト海では通用せず!」リチウム電池・SLBMもスウェーデン“A26”に惨敗

    フォトニュース 

  • 4
    「射程1万3,000km、マッハ20超」...米国、次世代ICBM“センチネル”始動!地上核戦力で中露を圧倒へ

    フォトニュース 

  • 5
    「酒癖は人格そのもの?」人気コメディアン、違法医療疑惑のさなか再注目される“過去の発言とエピソード”

    エンタメ 

話題

  • 1
    交際相手との対立で法的争い中のインフルエンサー、息子を出産「頑張ろうね、私たち二人」

    エンタメ 

  • 2
    「虚偽・中傷・セクハラは犯罪」THE BLACKLABEL、悪質コメントに“和解なし”の強硬対応を宣言

    エンタメ 

  • 3
    飲酒事故で服役中の歌手キム・ホジュン、突然浮上した“舞台復帰説”に事務所が即否定

    エンタメ 

  • 4
    31公演で130万枚、興収1億8,570万ドル Stray Kidsが打ち立てた記録…11会場でK-POPアーティスト初公演

    エンタメ 

  • 5
    親交説を否定したリーダー、10年以上の関係を示唆されたメンバーは無言…「注射おばさん」波紋の行方

    エンタメ